TheWindowsClub Tech Newsは7月5日(米国時間)、「Google Chrome ships new feature to increase battery life by up to 2 hours」において、Google Chrome 86でバッテリーの消費が改善される可能性があると指摘した。

TheWindowsClubによれば、Googleは最近の実験で次のような結果を得たと伝えている。

  • フォアグラウンドタブをabout:blank、最大36個のバックグラウンドタブの表示はランダムで、この状態でバックグラウンドタブにおけるJavaScriptタイマーのウェイクアップ時間を1分当たり1回に制限。バッテリーでの駆動時間がほぼ2時間(28%ほど)延長することを確認。Safariはさらに長い時間駆動できるが、Safariの駆動時間に近いところまで伸びている
  • ディスプレイがアイドル状態にならないように省エネルギー設定を無効化し、ディスプレイ設定明るさの自動調整も無効化した状態で、フォアグラウンドタブでYouTubeをフルスクリーン再生しつつ、バックグラウンドタブでは最大36個のタブを開いている状態でJavaScriptタイマーのウェイクアップ時間を1分あたり1回に制限。バッテリーでの駆動時間がほぼ36分(13%ほど)延長することを確認
  • Google Chrome ships new feature to increase battery life by up to 2 hours

    Google Chrome ships new feature to increase battery life by up to 2 hours

この実験的な機能の発想は、Webページがバックグラウンドで動作している状態ではJavaScriptタイマーを過度に使用してもメリットがない、というアイディアに基づいている。現在この機能は実験的な機能として導入されており、このまま正式な機能として取り込まれるとは限らない。しかし、示されているバッテリーでの駆動時間の延長は魅力的なレベルであり、強い問題が発生しない限り有効化する方向で開発が進む可能性がある。