「分担できている」実感あるのは夫だけ⁈ 共働き夫婦の家事シェア率の実態とは

緊急事態宣言後、在宅勤務となった共働き夫婦の多くが、これまでと異なる生活スタイルにシフトしました。これにより、夫婦それぞれの家事・育児の負担割合はどのように変化したのでしょうか。

夫婦間で、家事・育児の分担に対する認識や満足度にギャップあり

株式会社クレハが「共働き夫婦の家事シェア事情」に関する調査を実施。家事・育児の分担割合について質問したところ、約半数の家庭で妻が家事・育児の80%以上を担っていることがわかりました。男女それぞれの回答を見ると「妻100%」と回答した女性が10.5%いるのに対し、男性はわずか1%、「妻50%・夫50%」と回答した男性が16%いるのに対し、女性は6.5%にとどまるなど、夫婦の認識に大きな隔たりがあることも判明しました。

また、家事の分担割合について「満足」と回答した夫が84%を占めているのに対し、妻は60.5%にとどまり、20%以上の差が開いています。この結果から、共働きの家庭が増え、夫の家事参加が進みつつある状況でも、夫は「やっているつもり」、妻は「まだまだ足りていない」と感じていることがうかがえます。

妻が家事・育児分担に不満の原因は、簡単な家事ばかり担当する夫? 

自身で担当している家事について質問したところ、夫のトップ3は「ゴミ出し(57.5%)」「浴室の掃除(47.8%)」「食事の片付け(28.8%)」という結果に。一方、妻のトップ3は「料理・食事のしたく(84.3%)」「アイロンがけ(61.8%)」「洗濯・干す(59.8%)」という結果となりました。
時間のかかる主要な家事は妻が担当し、比較的容易な家事は夫が多く担当している傾向がうかがえ、夫婦の満足度の差は、それぞれの家事の負担度合いが原因であると考えられます。
また、家事は妻の割合が高いものの育児は「半分半分」と回答する人が多く、家事と比較して育児の分担が進んでいるという、興味深い結果が明らかになりました。

働き方の変化がきっかけとなり、夫の家事参加率がアップ!

緊急事態宣言発出後、62.8%の夫婦が家事・育児の分担について「話し合いをした」と回答。また、68.1%の家庭で「夫が家事・育児をする機会が増えた、少し増えた」ことがわかりました。在宅勤務などで働き方が変化したことにより、改めて家事・育児の分担を見直す家庭が増え、夫婦の認識の差を縮める機会になったことがうかがえます。

さらに、「夫が家事・育児をする機会が増えた、少し増えた」と答えた人にどの項目が増えたかを調査したところ、トップ3は「子どもと遊ぶ(58.8%)」、「料理・食事のしたく(44.5%)」、「食料品・日用品の買い出し(41.9%)」という結果になりました。これまで妻が中心となって担当することが多かった「料理・食事のしたく」や「食料品・日用品の買い出し」の項目について、夫の家事参加率がアップしたことがわかりました。

時短したい家事ランキング1位は「料理・食事のしたく」

家事や生活の中で時短・効率化したいことは何かという質問に対しては「料理・食事のしたく」が65.5%と最多で、「部屋の掃除」40.5%に20%以上の差をつける結果にとなりました。

「料理・食事のしたく」を効率化し、時短に努めるための時キッチン消費財について聞くと、「ラップ」が67.9%で1位となりました。以下「保存袋」「キッチンペーパー」と続き、料理における様々なシーンで活用できるグッズが選ばれました。

9割を超える夫婦が、今後も協力して家事の分担を続ける意向

最後に、今後も夫婦が協力して家事・育児の分担を続けていきたいと思うか聞くと、夫婦ともに95%を超える人が「はい」と回答する結果となりました。

また、家事・育児の両立において重要だと思うものについては、「配偶者への思いやり」が65%、「配偶者へ感謝の気持ちを伝える」が57.8%、「普段から家事・育児についてコミュニケーションをとる」が55.3%と、配偶者との意思疎通を大切に考えている様子がうかがえます。

まとめ

外出自粛期間の家事・育児を経て、夫婦間の負担状況について考え直すきっかけとなった人、家族でコミュニケーションをとる大切さを実感した人が多いのではないでしょうか。働き方も、家族のカタチも新しいスタイルに変化していくなか、夫婦で支え合いながら家事を行うスタイルも確立したいものですね。

【調査概要】
「『共働き夫婦の家事シェア事情』に関する実態調査」
調査対象:共働きの20代~40代の既婚夫婦400名(小学生以下のお子様をお持ちの方・男女200名ずつ)
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年5月16日~20日
実施機関:株式会社クレハ

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社クレハ

執筆者:ARUHIマガジン編集部