【ファンづくりの秘訣】「ワインショップソムリエ」、試飲イベントで顧客拡大 コロナ禍でも堅調に増収

ワインの輸入販売を手掛けるトゥエンティーワンコミュニティは10年前から、定期的にワインの試飲イベントを開催し、ECの顧客を広げている。

一時的に中止しているが、フランスやイタリアなどのワイン生産者を招待し、試飲会を開催している。試飲会は20~30人規模で開催しており、年に1度は100人以上の大型イベントも開催している。

ネット通販の顧客だけでなく、同社が運営しているレストランの顧客にもイベントの案内を送り、参加を促している。

同社のスタッフの8割以上が「ソムリエ」や「ワインエキスパート」の資格を有している。イベントに参加した顧客に対し、ワインについて詳しく説明している。

ECサイトでは7年前から定期購入サービスを提供している。12本セットで税別1万円のコースが最も売れているという。

今後は、5000~7000円の価格帯の商品ラインアップを充実し、定期購入サービスも拡大させていく。

社員のモチベーション向上も増収要因となっているようだ。

同社は2019年1月に人事評価システム「カオナビ」を導入した。これにより各部署で社員の業績や目標設定を一括で管理できるようになった。管理しているデータをもとに、定期的な面談を実施。社員が部署の管理職と面談するだけではない。各部署の管理職も社長と面談を行い、社内全体のモチベーション向上に向け意識的に取り組んでいる。

新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり需要」は、ネットでの販売に好影響をもたらしているという。

今年3月のEC売り上げは、前年同月比25%増となった。4~5月の売り上げは前年同期間実績よりも30~40%増で推移したとしている。
守川社長は、「コロナ禍で店舗などの業績は悪化しているが、ECの業績は好調なので、引き続き伸ばしていきたい」としている。