この夏、新たに登場する加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エス・2.0」。今回は大胆にも"メンソール特化タイプ"のデバイスに仕上げたこと、そして新加熱モード「テイスト・アクセル」を搭載したことでも注目されている。
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「プルーム・エス・2.0」。カラーは3色で、左からブラック、ホワイト、アイス・シルバー
価格は3,980円とコストパフォーマンスも高いが、これは"買い"なのか。7月2日に控えた発売を前に、いち早くレビューをお届けしよう。
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パカッと蓋を外すとデバイス本体がお目見え
こちらが今回、新発売となる「プルーム・エス・2.0」のスターターキット。全3色展開で、アイス・シルバーは数量限定販売となる。初代「プルーム・エス」のキットと比べ、ボックスはよりスタイリッシュに進化。iPhoneのそれを彷彿させる高級感がある。さっそく開封してみよう。
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キットの中身は本体、充電器、ユーザーガイド、簡易なクイックユーザーガイド、メーカー保証期間が延長できるシリアルナンバー付のプリントカード
ボックスの中身はこのようにスッキリした感じ。では、新しくなったデバイスを初代「プルーム・エス」と比較してみるとどうか。以下はいずれも左が初代「プルーム・エス」、右が新発売の「プルーム・エス・2.0」である。
パッと見た感じ、デザインや大きさはほとんど変わらない。新デバイスもちょうど握りやすい手のひらでサイズである。
充電用のインターフェースは従来の「プルーム・エス」がマイクロUSBだったのに対し、今回はUSB Type-Cに変更。充電時間や使用可能本数などの基本性能も改善されている。
具体的には、「プルーム・エス」の充電時間が約90分、フル充電での使用可能本数が約10本だったのに対し、「プルーム・エス・2.0」は60分で約20本、90分で約22本と、大幅にアップデートしている。
スライドカバーなどの上部はシルバーからシックなブラウンに変更。ただし、デバイスの色によって上部のカラーは異なる。
今回からサイドにクリーニング孔が実装されたことも印象的だ。市販の細い綿棒を使うことで、たばこスティックの挿し込み口からだけでなく、横からもデバイス内部を掃除できる。
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蓋の中身はこのようになっている。細めの綿棒でなければなかなか入らなさそうだ
そしてこちらがブラックと、数量限定色カラーのアイス・シルバー。マットに仕上がったホワイト、ブラックと違い、アイス・シルバーはメタリックでツヤのある質感となっているのが特徴的だ。さて、そろそろ味のほうを試してみよう。
冒頭に書いたとおり、「プルーム・エス・2.0」の最大のアップデートポイントは、デバイスを「メンソール特化タイプ」に仕上げたことだろう。加熱式たばこユーザーのうち、7割もの人がメンソールを選んでいる現状を踏まえて思い切ったようだ。
メンソール感を強める役割を担ったのが、今回新たに搭載された加熱モード「テイスト・アクセル」。この機能によって、既存の「プルーム・エス」よりも加熱温度のピーク時間を長くすることに成功したのだという。
「テイスト・アクセル」モードはランプが緑色に、ノーマルモードに切り替えるとランプは青色に変わる。モードの設定は、丸い「アクションボタン」を素早く3度押すことで切り替えが可能だ。
実際に何本か吸ってみると、確かに「テイスト・アクセル」モードのほうが吸い応えがあるし、メンソールの爽快感も強めに感じる。ちなみに、ノーマルモードは初代「プルーム・エス」と同様の味わいとなっている。
もちろん、非メンソールタイプのたばこスティックが吸えないわけではない。むしろレギュラー銘柄も、テイスト・アクセルを使用することでより吸い応えに深みが増したようだ。
じわじわありがたいのが、今回のアップデートで加熱待ち時間が約40秒から約30秒へと短縮したこと。一服したいときに、この10秒の差は意外に大きい。実際に試してみるとよくわかるはずだ。
「プルーム・エス・2.0」のローンチに合わせて発売開始となるのが、こちらのプルーム・エス用たばこスティック「キャメル・メンソール・レッド」と「キャメル・メンソール・イエロー」。それぞれリンゴとシトラス系のフルーティな味わいとともに、爽やかなメンソールを感じられる。価格はともに460円。
ここまでを総合すると、「プルーム・エス・2.0」はスペックも高まり、新たな機能も追加されたことで吸いごたえだけでなく、ガジェットとしての楽しみも倍増したと言ってよさそうだ。
販売は7月2日から、全国のコンビニエンスストア、またはたばこ販売店など。CLUB JTオンラインショップ、全国Ploom Shop、一部たばこ販売店では、6月22日より順次先行販売が開始される。
暑い時期に吸うメンソールたばこは、他の季節よりも一層美味しく感じるという人も多いはず。今年の夏は「テイスト・アクセル」を体感してみるのも一興だろう。
