今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【…

 新型コロナウイルスの影響による公式戦日程延期を経て、6月19日に開幕を迎えたプロ野球。異例の幕開けとなった今シーズンは、「特別ルール」の適用も決定している。これにより、一軍登録枠は例年の29人から31人に拡張。この2枠の増加により、一軍を経験できる選手も増えてくるだろう。
 

 
 そこで、今シーズンの活躍が期待される12球団ブレイク候補選手を紹介していきたい。今回は、オリックス・野手編。



勝俣翔貴


 1人目は、大卒ルーキー内野手・勝俣翔貴だ。
 
 勝俣は、国際武道大から2019年ドラフト5位で入団。東海大菅生高時代には3年春にチームのエース、中心打者として甲子園出場を果たし、高校日本代表にも選出された。二刀流としても注目されたが、国際武道大では打者に専念。1年時からレギュラーとして活躍し、4年時には主将も務めるなど中核を担い、多くのタイトルも獲得した。
 
 ルーキーイヤーの今シーズンは、キャンプから一軍に帯同。オープン戦では本塁打を放つなど首脳陣にアピールし、三塁のレギュラー候補に名乗りを挙げた。練習試合では中川圭太がけがで離脱したこともあり、主に三塁で多くの出場機会を与えられ、開幕一軍入りを決めた。開幕スタメンは逃したが、24日のロッテ戦で代打としてプロ初出場。翌25日には「7番・三塁」で初スタメンを飾り、順調に歩みを進めている。



太田椋


 2人目は高卒2年目の内野手・太田椋。
 
 太田は、天理高から2018年ドラフト1位で入団。2年夏に甲子園出場を果たし、遊撃のレギュラーとしてベスト4進出に貢献した。3年夏は奈良大会決勝で惜しくも涙を飲んだが、主将としてチームを牽引した。
 
 ルーキーイヤーとなった昨シーズンは、オープン戦で受けた死球による骨折で長期離脱を強いられた。それでも二軍で64試合に出場し、6本塁打を放つなど大器の片鱗を見せ、シーズン終盤には一軍デビューを飾った。
 
 今シーズンは開幕二軍スタートとなったが、まずは二軍で結果を残し、遊撃のレギュラー争いに加わっていく。
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宜保翔

 3人目は、同じく高卒2年目の内野手・宜保翔。
 
 宜保は、未来沖縄高から2018年ドラフト5位で入団。甲子園出場経験はないが、3年春の沖縄県大会では投手兼遊撃として創部4年目のチームを初優勝に導いた。小柄ながら類稀なる身体能力を持ち、プロから高評価を得ていた。
 
 昨シーズンは二軍で111試合に出場。太田と同じくシーズン終盤に一軍デビューを果たし、初安打も記録するなど、多くの経験を積んだ。
 
 迎えた今シーズンは、オープン戦で打率.344をマークするなど好調の打撃で猛アピール。二塁、遊撃の守備でも安定感を見せ、一躍レギュラー候補に躍り出た。しかし練習試合前に右手有鉤骨疲労骨折を負い、無念の離脱となった。まずはけがを完治させ、シーズン途中の復帰を目指す。
 
 その他にも西浦颯大、開幕一軍入りを果たした佐野皓大と、太田、宜保と同期の廣澤伸哉、らもアピールを続けており、今シーズンの活躍に注目していきたい。