メルセデス・ベンツのSUVラインアップに新車「GLB」が加わる。「Gクラス」からインスピレーションを受けたスクエアなデザインと悪路走破性を特徴とする新型車だ。3列目シートを備えているので、最大7人での乗車が可能。価格は512万円からだ。

  • メルセデス・ベンツの新型「GLB」

    メルセデス・ベンツの新型「GLB」

7人乗りでも取り回しやすい?

メルセデス・ベンツは「Gクラス」や「GLC」、電気自動車(EV)の「EQC」など、計8車種のSUVを展開している。新型車「GLB」は同社で9車種目となる新しいSUVだ。メルセデス・ベンツの販売台数におけるSUVの割合は増加基調にあり、2019年はグローバルで約35%、日本国内で約20%に達したとのこと。メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、日本市場でのSUV販売について「さらなる成長が期待できる」との見方を示している。

  • メルセデス・ベンツの新型「GLB」

    「GLB」のルーフラインは水平で、クルマの前後は切り立っている

最近のSUVは「都会派」と「本格派」に分かれがちだが、スクエアかつパワフルなデザインのGLBは後者に分類できそうだ。

GLBは3列シート(7人乗り)が標準設定となる。大人7人での長距離ドライブは想定していないとのことだが、3列目には身長168cmまでの人であれば問題なく着座できるそうだ。3列目シートを折りたためば、クルマの後方の空間はラゲッジスペースとして使える。2列目もたたんでしまえば、荷室容量は最大1,680Lまで拡大できるという。2列目シートは140mmの幅でスライド可能とのことだ。

  • メルセデス・ベンツの新型「GLB」

    「GLB」のボディサイズはガソリンエンジン搭載の4輪駆動車「GLB 250 4MATIC スポーツ」で全長4,650mm、全幅1,845mm、全高1,700mm。7人乗りでありながら、日本の都市部でも取り回しのしやすいサイズだというのがメルセデス・ベンツ日本の売り文句だ

グレードは2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンの「GLB200 d」(最高出力150ps、最大トルク320Nm)と2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを積む「GLB 250 4MATIC スポーツ」(最高出力224ps、最大トルク350Nm)の2種類。価格は前者が512万円、後者が696万円だ。予約の受け付けはすでに始まっており、納車開始は2020年7月ごろの予定となっている。