復元カレラ Vol.2|「フルレストアしてしまうと、今度はきれいになりすぎて」国内未登録だった個体。どうやってレストアをする!?|R360レストア

「フルレストアしてしまうと、今度はきれいになりすぎてなかなか乗れなくなるので、何かいい案配の仕上げ方がないかなとずっと考えていて、ふと思いついたんです。それをR360クーペで実行しようと思っています」


 自分がふだん気兼ねなしに運転することができて、昭和の360ccミニカーの雰囲気も楽しめるかたち……。旧車レストア界のヌーベルバーグ(新しい波)の異名を持つ復元カレラが、新たな旧車の魅力を引き出すレストア手法を試すことになったのだ。


 荻原さんと旧知の仲の自動車整備工場の協力を得ながら、作業はすでに始まっている。現在のところ、クルマの走る、曲がる、止まるの機構をきちんと整備しているのだが、やはりいったんクルマをいじり始めてしまうと、レストア屋のクオリティーをどうしても再現したくなるようだ。だが、復元カレラのテクニックの真骨頂である内装、外装には、まだほとんど手を付けていない。もしかしたら、その双方の仕上げ方に秘密が隠されているのかもしれない。今後の展開は、随時お伝えする。

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レーキ回りではホースを新品に交換して、ドラムも内部は清掃、外部はシルバーに塗装して万全の状態にした。



車内に目を向けると、2ペダルということで、トルクドライブ仕様であることが分かる。果たしてこの空間がどのように変わるのか?



テールンプが割れていたがその破片がレンズユニットの中で発見された。


助手席側のドア内張りに付いているポケットは、もうヨレヨレで垂れ下がった状態だ。



錆びたマフラーはキッチンペーパーを巻き、そこへRS-R2の原液をひたひたになるように染みこませる。1、2時間置いたらサビが取れて新品同様に。耐熱塗料を塗って終了。

掲載:ノスタルジックヒーロー 2011年12月号 Vol.148(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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