ポルシェジャパンはポルシェ初のフル電動スポーツカー「タイカン」の国内販売価格を発表した。グレードは3つで価格は「タイカン4S」が1,448万1,000円、「タイカンターボ」が2,023万1,000円、「タイカンターボS」が2,454万1,000円からとなる。これらは充電器(ポルシェモバイルチャージャーコネクト)も含めた金額だ。

  • ポルシェ「タイカン」

    ポルシェの電気自動車「タイカン」は1,448.1万円から!(写真はターボ、2019年11月のジャパンプレミアで撮影)

ターボチャージャーで急速充電可能!

タイカンは前後に搭載する2基のモーターで走行するポルシェの4ドア電動スポーツカーだ。欧州モデルの性能を押さえておくと、ターボSは最高出力625ps(オーバーブースト出力761ps)、最大トルク1,050Nmで、停止状態から時速100キロまでの加速(ゼロヒャク加速)に要する時間はわずか2.8秒。4Sは最高出力435ps(オーバーブースト530出力)、最大トルク640Nmとなる。フル充電で走れる距離(航続距離)は、4Sで463キロ(WLTPモード)とのこと。

ポルシェジャパンは今後、独自の充電インフラネットワークを全国に展開していく方針。充電器モデルは国内最速(2020年5月現在、同社調べ)となる最大150kW級出力のCHAdeMO規格急速充電器「ポルシェ ターボチャージャー」と、自宅での利用を目的とする8kW出力の普通充電器「ポルシェ モバイル チャージャー」の2モデルだ。ターボチャージャーであれば、タイカン4Sの車載バッテリーを24分で80%(走行距離300キロ分)まで充電できるという。もちろん、駐車場やサービスエリアで見かける既存の充電器でチャージすることも可能だ。

  • ポルシェ「タイカン」

    ターボチャージャーを使えば、「タイカン4S」のバッテリーなら24分で80%まで充電可能とのこと

全国のポルシェセンターはすでに充電施設として利用可能だが、今後はターボチャージャーの導入が進んでいく見通し。今年は21カ所の拠点で設置予定だ。また、東京、名古屋、大阪には、ターボチャージャーが使用可能な「ポルシェターボチャージングステーション」を用意するとしている。