伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は6月4日、システムのログから業務改善の気付きを得るプロセスマイニング分野のベンダーである独Celonisのプロセスマイニングソリューション「Celonis Intelligent Business Cloud (Celonis IBC)」の取り扱いを開始した。導入効果のアセスメントから導入・設定、運用、教育までトータルにサポートすることで、企業の営業部門や生産部門に加え、購買・財務などを含めたバックオフィス部門などに提供し、3年間で10億円の売上を目指す。

同ソリューションは、企業内で発生する業務データやログを取り込み、AIによる分析で業務プロセスにおけるボトルネックや改善点を特定するという。

プロセスの改善に必要な「観察(Observe)」「方向づけ(Orient)」「意思決定(Decide)」「行動(Act)」からなる問題解決の方法「OODAループ」をツールの中でリアルタイムに実行することを可能としている。

  • Celonis IBCの画面イメージ

    Celonis IBCの画面イメージ

これにより、滞留している処理やRPAで代替え可能な処理などを発見することができるほか、改善施策の実施前後のプロセスを比較することで、効果のある施策に取り組むことができるという。

CTCは、ソリューションの提供に加え、データ設計やコンサルティング、設定、既存システムとの連携、運用、教育などのサービスをトータルで提供し、今後もプロセスマイニングソリューションを拡充していく方針だ。