オイシックス・ラ・大地、連結売上11%増の710億円に コロナ禍で宅配需要拡大

オイシックス・ラ・大地の20年3月期における連結売上高は、第4四半期(2020年1−3月)以降にコロナ禍による外出自粛の影響で宅配需要が増加したことにより、前年同期比11.0%増の710億4000万円だった。営業利益は同6.7%増の24億6700万円。3月以降の売り上げは全ブランド合計で約9億円上乗せとなった。
 
食品EC「Oisix」の売上高は同21.1%増の358億2000万円。3月以降に、「Oisix」のみで約6億円を上乗せした。営業利益は、顧客単価が増加したことも貢献し、同19%増の48億円だった。
 
「Oisix」の会員数は同18.8%増の24万4740人、会員1人当たりの月間購入金額は同4.8%増の1万1721円。新型コロナウイルスによる既存会員の受注増もあり、購買単価と頻度ともに増加した。
 
ミールキット「Kit Oisix」の定期会員は同35%増の15万93人と順調に増えた。累計で5000万食を突破。第4四半期には、雑誌「VERY」とのコラボレーション企画を実施し、顧客接点を増やした。
 
自宅用の「味噌手作りキット」は、前期比2.2倍に増えたほか、缶詰などのストック商品が同30%増えた。家族で食事をする機会が増えたことで3人用の商品が増加したという。
 
3月末に物流のキャパシティの課題もあり、新規会員登録を一時停止。これにより約1万人の登録の機会を逸したという。今秋をめどに、少量のSKUに対応したサテライトセンターを神奈川県藤沢市で稼働して出荷拡大を図る予定。
 
5月28日にオンラインで開催した決算説明会で高島宏平社長は「SKUを増やして顧客単価を引き上げることが難しくなったので、各ブランドで既存会員に新たなサブスクメニューを提案していく」と話した。