シャープは6月2日、ウォーターオーブン「ヘルシオ」シリーズの新モデル「AX-XA10」と「AX-X10」を発表した。ともに発売日は6月18日、価格はオープン、推定市場価格（税別）はAX-XA10が170,000円前後、AX-X10が160,000円前後。カラーはAX-XA10がレッド系とブラック系の2色、AX-X10がブラック系とホワイト系の2色となっている。

  • AX-XA10（レッド）

  • AX-XA10（ブラック）

ウォーターオーブン「ヘルシオ」シリーズは、水蒸気をさらに過熱することで水で食材を「焼く」ことができる過熱水蒸気機能を搭載したオーブンレンジ。レンジ加熱を組み合わせず、最初から最後まで過熱水蒸気で調理して独自のおいしさを引き出す。

フラグシップとなるAX-XA10は、無線LAN対応。AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」と接続することで、使い方を学習し、季節や時間帯に応じてオススメのメニューを提案する「AIパネル」を新搭載した。 「いつものメニュー」では、朝・昼・夜の時間帯にあわせ、各家庭でよく使う機能とよく作るメニューを表示。例えば、いつも朝食にパンを食べる家庭では、「トースト」「焼きたてパン（フランスパン）」を表示する。また、「おすすめメニュー」では、各家庭の調理履歴から季節や時間帯に応じたメニューを提案。

  • AX-X10（ブラック）

  • AX-X10（ホワイト）

両モデルとも、上下2段で主菜と副菜を同時に調理する新「まかせて調理」を採用。従来モデルの2段調理は、上段で主菜・副菜を調理できたが、下段は惣菜などの温めのみだった（調理はできない）。新しい「まかせて調理」は、上下段どちらも調理に対応したため、上段で肉や魚などの主菜を作り、下段で温野菜やゆで卵などの副菜を作るといった同時調理で時短を図れる。

  • 上下段の同時調理（イメージ）

  • らくチン1品メニューの例

このほか、自動レンジ調理「らくチン1品」機能を新搭載した。食材を1～4人分の量でボウルに入れ、「らくチン！煮物」「らくチン！カレー」といった5つのカテゴリーを選び、スタート。食品から発生する蒸気をセンサーが検知して仕上がりを判定するため、分量が変わってもおいしく仕上げられるという。食材や分量のアレンジも可能だ。

両モデルとも、本体サイズは幅490×奥行430×高さ420mm、重さは約25kg。総庫内容量は30L（2段調理）、レンジ定格高周波出力は1,000W・600W・500W・200W、オーブンは100～250℃、300℃、発酵（30・35・40・45℃）、蒸し物（100℃）、ソフト蒸し（65～95℃）。操作は4.3型カラータッチパネル液晶となり、AX-XA10のみ無線LANに対応する。