総合建設コンサルタント業務とIT技術で建設業を支援するソリューションを提供する八千代エンジニヤリングは、タブレットやスマートフォンで工場設備の点検や現場管理業務を行うクラウド設備保全システム「MENTENA(メンテナ)」の提供を開始した。

総合建設コンサルタントとして、国土保全や交通基盤から機械・電気設備まで広くインフラ設計や調査、保全などを行う同社が提供するのは設備保全業務に特化したクラウド。公共事業などインフラ管理で求められる設備の維持管理の知見がサービスで提供される。

現場で行う様々な点検作業をクラウドシステムによって効率化、点検項目への記入や証拠写真撮影、完了報告をそのままスマホやタブレットなど、モバイルデバイスで完結させることで、従来の紙による点検表作成、点検作業後のエクセルを使ったデータ入力や点検レポートの作成などの手間やコストを削減する。

  • 「MENTENA(メンテナ)」の利用イメージと導入効果(同社資料より)

    「MENTENA(メンテナ)」の利用イメージと導入効果(同社資料より)

また、資本台帳、データ管理の一元化や進捗・在庫管理の見える化機能も実装。設備点検の業務進捗だけでなく、作業や設備停止の時間、さらに保全費用をグラフで表示してくれるため現場の状況把握が必要な管理者にも大きなメリットを提供する。

  • 在庫管理や進捗を可視化して分析(同社資料より)

    「MENTENA(メンテナ)」。在庫管理や進捗を可視化して分析(同社資料より)

料金は、初期費用、導入サポート、トレーニングが無料で月額1ID/6,000円。なお先着100社で2020年6月1日から8月31日までの最大3カ月間、無料で提供する支援キャンペーンを実施している。