Comet Lake-Sに低価格版/省電力版が追加

Intelの第10世代Core「Comet Lake-S」のラインナップが一挙に拡大。すでに、Core i9-10900K、i7-10700K、i5-10400の3モデルが先行して発売されていたが、今回はさらにi3やPentium/Celeronまで登場し、LGA1200プラットフォームはハイエンドからエントリーまでフルにカバーできるようになった。

  • Intelの「Comet Lake-S」に、Pentium/Celeronブランドのモデルが登場

    Intelの「Comet Lake-S」に、Pentium/Celeronブランドのモデルが登場

  • LGA1200プラットフォームのラインナップ。エントリーまで一通り揃った

またパソコン工房 秋葉原 BUY MORE店では、省電力向けの「T」付きモデルも発売となっていた。通常モデルに比べ、コアクロックは抑えられているものの、35WというTDPの低さは大きな魅力だろう。ラインナップは以下の4モデル。いずれもバルク品のため、CPUクーラーとの同時購入が必要となる。

■T付きモデル
モデル C/T クロック TDP 価格
Core i9-10900T 10/20 1.9/4.6GHz 35W 63,000円
Core i7-10700T 8/16 2.0/4.5GHz 35W 46,000円
Core i3-10300T 4/8 3.0/3.9GHz 35W 20,000円
Celeron G5900T 2/2 3.2GHz 35W 5,700円
  • i9-10900Tは、10コア/20スレッドながら35Wを実現。注目のモデルだ

H470/B460/H410搭載マザーも一挙に登場

LGA1200対応マザーボードとして、IntelのH470/B460/H410チップセットを搭載する製品が各社から一挙に登場した。すでにZ490搭載モデルは発売されていたが、今回同時に登場したCore i3、Pentium/Celeronなどと組み合わせれば、コストパフォーマンスに優れるシステムを構築することができるだろう。

  • 売り場には、H470/B460/H410搭載マザーボードが大量に新登場(BUY MORE)

  • すでに登場済みのZ490と合わせ、ズラリと新製品が並ぶ(TSUKUMO eX.)

種類が多すぎるため、ここでは1つ1つ紹介はしないが、ちょっと面白かったのがGIGABYTEの「H470 HD3」だ。最近のマザーボードとしては極めて珍しく、PCIスロットを1つだけ搭載しており、まだ使い続けているPCIカードを持っている人には貴重な選択肢となっている。価格は15,500円前後で、売れ行きも好調とのことだ。

  • GIGABYTEの「H470 HD3」。なんとLGA1200でもPCIスロットが使える!

  • 基板はATXサイズ。6スロットの中で、一番下がPCIとなっている