Microsoftは米国時間2020年5月29日、Web版OneDriveおよびOneDrive for Businessの機能拡張を公式ブログを通じて報告した。同社は以下の変更が「自宅からOneDriveを使用することで、(ファイル)共有とコラボレーション体験」を向上させると述べている。具体的には、ファイルの詳細ペインを拡張し、ファイルに対する操作履歴を示すアクティビティ(活動)を加えた。

○詳細ウィンドウで確認・操作可能な内容
・ファイル/写真のプレビュー
・ファイル/写真にアクセス可能なユーザーリスト
・ファイル操作に関するアクティビティフィード
・PDFファイル/動画ファイル/画像ファイル/フォルダーに対するコメント
・最終更新日など一般的な情報

  • 画像ファイルのサムネイルに加えて、アクセス可能なユーザーやアクティビティが詳細ペインに示される(すべての画像は公式ブログより抜粋)|

    画像ファイルのサムネイルに加えて、アクセス可能なユーザーやアクティビティが詳細ペインに示される(すべての画像は公式ブログより抜粋)

アクティビティでは、作成/アップロード、名前の変更、削除、復元、共有、編集、移動などの操作が可能。Microsoftは「詳細ウィンドウを使用すると、ファイルに関する情報へアクセスや、友人や家族とのコラボレーションを実現できる」と説明した。また、アクティビティはファイル全般に対して有効になり、過去30日間の操作内容やコメントが示される。

  • アクティビティフィードでは、ファイル名前の変更や削除、移動、復元、共有といった操作履歴とコメントが示される。また、アクティビティを選択すると、そのアクションが発生したファイルやフォルダーへのアクセスも可能

    アクティビティフィードでは、ファイル名前の変更や削除、移動、復元、共有といった操作履歴とコメントが示される。また、アクティビティを選択すると、そのアクションが発生したファイルやフォルダーへのアクセスも可能

筆者が確認した限りでは、日本のMicrosoft 365テナントでも展開を開始した。なお、本機能に関する操作はサポートページを参照してほしい。

阿久津良和(Cactus)