アタランタを指揮するガスペリーニ監督 [写真]=Getty Images

 アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、自身が新型コロナウイルスに感染していたことが判明したことを明かした。31日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。

 アタランタは3月10日、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦・セカンドレグでバレンシアとアウェイで対戦。試合は4-3でアタランタが勝利し、クラブ史上初のCLベスト8進出を決める歴史的な夜となった。すでにイタリアやスペインでは新型コロナウイルスの拡大が始まっており、無観客で行われたこの試合での快挙はファンに勇気を届けるものとして称賛されたが、その裏で指揮官はあることを隠していたようだ。ガスペリーニ氏はインタビューで、試合当日の自身の様子について語った。

「バレンシア戦の前日から私は体調が悪かったんだ。試合の日の午後はもっと悪くなっていた。ベンチではあまり顔色が良くなかったと思う。あれは3月10日のことだね。その後2日間はズィンゴニア(ベルガモの地区)でほとんど眠れない日を過ごした。熱はなかったんだが、あたかも40度の熱があるような感覚だったよ」

「10日前に検査を受け、コロナウイルスの抗体を既に持っていると分かったんだ」

 これに対し、そのアタランタを本拠地に迎え入れ対戦したバレンシアは非難の声明を発表した。

「日曜日にイタリアメディアから発表されたアタランタ指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニ氏の声明について、CLのラウンド16で対戦したチームの指揮官が、3月10日の試合前日から感染の危険のあるコロナウイルスと思われる症状を自覚していたにもかかわらず、予防策を取らずに、バレンシアへの移動や滞在中に多くの人々を危険にさらしたという事実に驚きを隠せない。我々は、スペイン保健当局の決定によって感染防止に向け、無観客などさまざまな制限下での試合開催に至ったことを思い出さなくてはならない」