タレントのモト冬樹が、31日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~)に出演。新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に亡くなった志村けんさんを偲んだ。

モト冬樹

今回、ブラックマヨネーズの小杉竜一、フットボールアワーの岩尾望、トレンディエンジェルの斎藤司、モト冬樹がリモート出演。

モト冬樹は「5月5日で69歳になった。志村さんと1つ違いなんだよ」と志村さんに触れ、「あの人も音楽大好きだったし、コントっていうのはありえない状況を本当にあるように演じるわけであって、演じ手としては本当に難しい」と話した。

そして、「ありえないキャラクターを…“ひとみばあさん”とかね。あれだって、新宿に『ひとみ』っていう割烹屋みたいのがあって、みんなで打ち上げとかで行ってて、そこにおばあさんがいたのよ。その人を見て、あの“ひとみばあさん”作ったんだよ」と裏話を告白。

「誇張して面白くしたんだろうけど、でも、なりきって、こんな人が本当にいそうだなって思えるくらい演じているわけじゃない。だからあの人は役者としても素晴らしい人だったんだけど、でも自分はコントだと思っているから、やんなかったのよ」と志村さんの演技力を称賛し、「今回、『エール』に出るって決めたときに亡くなっちゃって。本当に悔しくてさ」と無念の思いを語った。

さらに、「追悼番組で見て笑っちゃうってすごいじゃない。あれはきっと亡くなった本人は『やったぜ』って思っていると思う。あんなこと志村さんくらいしかできないじゃない」と述べ、「だから、コロナで自粛しているときにこそ、あの人は本当は必要な人だったんだけど。そこが悔しいよね」と悼んだ。