【世田谷線パンさんぽ】地元で愛される「コトリベーカリー」と「レ・リース」へ

毎日の暮らしをちょっと幸せにしてくれるおいしいパン。「絶品パンさんぽ」は、「365日、パンのことで頭がいっぱい!」というライター・斎藤若菜さんが、地元の人に愛されるとっておきのベーカリーをめぐる連載です。第5回は世田谷線沿線のパン屋へ。後編となる今回は、山下駅と、隣の松原駅の周辺にある2軒のベーカリーを訪ねました。

前編はこちら:【世田谷線パンさんぽ】「ラ・ブランジェ・ナイーフ」と「ピーターセン」へ
中編はこちら:【世田谷線パンさんぽ】胸高鳴る「ブーランジェリースドウ」と「ふぁんぱん」

山下駅ってどんなところ?

山下駅は、東急世田谷線の終点である下高井戸駅から数えて2つ手前に位置します。小田急小田原線の豪徳寺駅まで徒歩2分ほどの立地です。
両駅の北側には「山下商店街」が、南側には「豪徳寺商店街」があり、いずれも賑わいが感じられます。南側に5分少々歩くと、招き猫発祥の地といわれる「豪徳寺」があり、観光スポットとして人気があります。

親子で気軽に訪れたい「コトリベーカリー」

2018年12月にオープンした「コトリベーカリー」は、世田谷区瀬田の人気ベーカリー「ラ・パニョッタ」の2号店です。

北海道産の粉と天然酵母を主に使用した、日常使いのパンを提供

「コトリベーカリー」という店名は、同店の目の前に小鳥がとまりそうな木があることや、毎年ツバメの巣ができることなどからイメージして名づけられました。
店内に並ぶ商品のラインナップは基本的に、1号店である「ラ・パニョッタ」と同様。1号店で焼いたパンが、1日2~3回程度届きます。「地元の人がふらりと立ち寄れる、日常使いのパン屋でありたい」という思いから、総菜系のパンは250円前後、甘いパンは200円弱、100円台の手頃なパンも揃えています。

粉は国産小麦を使用。北海道産のものを5種類以上使い分けているそうです。そのほか、全粒粉を使用したパンもあり、パンによって生地を使い分けているのだとか。油分はバターやオリーブオイル、米油な体に優しいものを使用。和三蜜糖の上品な甘みがしみじみとおいしい「和三密糖クリームパン」のクリームなど、パンのフィリングも自家製にこだわっているそうです。

イートインスペースで親子のおやつタイムを

「コトリベーカリー」には、1号店の「ラ・パニョッタ」にはないイートインスペースがあり、地元民の憩いの場となっています。購入したパンを食べることができるほか、焼き立てのフレンチトーストや、夏場はかき氷の注文も多いとのこと。アッフォガート、フルーツサイダーなどのドリンクも人気です。そして、小さな子どもには、海外のカフェでおなじみのベビーチーノ(泡ミルク)のサービスが! 幼稚園や保育園帰りの子どもを連れたママが、おやつタイムを楽しんでいる様子が印象的でした。

コトリベーカリー
住所:東京都世田谷区豪徳寺1-46-17
営業時間:11:00~17:30
定休日:日曜(不定休)
公式ホームページ:https://www.instagram.com/kotori.bakery/
※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受け、現在はイートインスペースをクローズ。12:00~17:30の短縮営業中です。最新の状況は店舗に確認ください

レストラン仕込みの総菜パンが人気「ブーランジェリー レ・リース」

最後に訪れたのは、山下駅の隣、松原駅からすぐの「ブーランジェリー レ・リース」。2軒隣の本格フレンチ「レストラン レ・リース」(2020年3月15日に建物取り壊しのため閉店)の系列店として、2011年4月にオープンしました。

バラエティ豊かな総菜パンや食パンが人気

店名の「レ・リース」とは、フランス語でユリを意味します。店内に並ぶたくさんのパンの中でも目を引くのが、バラエティ豊かな総菜パンの数々。レストランから派生した店のため、総菜パンの総菜はフレンチのシェフによるレシピで作られ、食材も味わいもこだわっているそうです。
総菜パン以外には食パンが人気で、定番の「角食」や「山食」、生クリーム入りのしっとりきめ細やかな「北海道生食パン」、黒ごまがたっぷりと練り込まれた「ごま食パン」、健康志向の人におすすめの「全粒粉の食パン」と、生地の異なる5種類の食パンを販売しています。

毎日気軽に食べられるように、手頃な価格で販売

パンに使用する粉は国内外を問わず、さまざまなものを使い分けているとのこと。例えば、フランスパン系は「リスドール」を基本としていますが、バゲットには北海道産の「モンスティル」を使用。「北海道生食パン」などやわらかいパンには主に、北海道産の「ゆめちから」を使用しています。
順次焼成していますが、より豊富な種類から選べるのは12:00頃とのこと。毎日気軽に食べられるように、価格は総菜系のパンが300円前後、菓子パンは100円台と抑えているそうです。
種類豊富なパンに加え、ケーキも気軽に購入できる同店。近所にあれば、ランチやおやつ、翌日の朝食と、さまざまなシチュエーションで利用したいお店でした。

ブーランジェリー レ・リース
住所:東京都世田谷区赤堤3-3-11
営業時間:9:30~20:00
定休日:水曜
公式ホームページ: https://les-lis.com/bopangerie.html
※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受け、現在は18:00までの短縮営業中です。最新の状況は店舗に確認ください

編集後記

後編では、2つのベーカリーをめぐりました。前編・中編と合わせて6つのお店を紹介しましたが、世田谷線沿いはおいしいパンの店がまだまだたくさんあります。また、松陰神社や豪徳寺といった散策スポットをはじめ、400年以上の歴史を持つ「世田谷ボロ市」など、個性豊かなイベントも見逃せません。以前のような日常が戻るまでにはもう少し時間がかかりそうですが、近くを訪れた際にはパン屋めぐりとともに、街歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

前編はこちら:【世田谷線パンさんぽ】「ラ・ブランジェ・ナイーフ」と「ピーターセン」へ
中編はこちら:【世田谷線パンさんぽ】胸高鳴る「ブーランジェリースドウ」と「ふぁんぱん」

※営業時間や税抜き価格、パンの焼き時間など、記事内の情報は取材時点(2020年2月)のものです
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、お出かけの際は各自治体が発する要請への協力をお願いします。また、紹介しているスポットを平常通りに利用できない場合もあります。必ずホームページや電話などで事前に確認をお願いします

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執筆者:斎藤 若菜