フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』では、父1人・母2人という家族に密着した『家族のカタチ ~ふたりのお母さんがいる家~』を、31日(13:40~ ※関東ローカル)に放送する。

  • 食卓を囲む西山家=フジテレビ提供

佐賀県の山あいにたつ一軒家に暮らす西山家は、6人の子どもたちと父親が1人、そして母はゆかりさんと裕子さんの2人いるという家族だ。

父・嘉克さんは、全国を回る書道アーティスト。ゆかりさんは、そんな嘉克さんが好きになり、2012年に結婚したが、わずか8カ月後、嘉克さんは、ゆかりさんに衝撃の告白をした。仕事の助手である裕子さんのことも「好きになってしまった」。

話し合いやケンカを重ね、ゆかりさんと裕子さんは、嘉克さんと3人、“事実婚”の形で一緒に暮らして行くことを決めた。

それから7年、生まれた子どもは、父・嘉克さんの戸籍に入れる形で「お父さん1人、“お母さん”2人、子供6人」という不思議な生活が続いている。

2人の“お母さん”は、母である前に女性として、互いに嫉妬や怒りを抱えながらも、1つ1つ乗り越えてきた。今では、2人で役割分担をしながら「1つの家族」が成り立っているようにも見える。

そんな中、父・嘉克さんと唯一、血がつながっていない裕子さんの子、14歳の長男は、中学卒業後、この家を出て行くべきかどうか悩んでいた。

「家族」とは、「夫婦」とは、「親子」とは、そして「幸せ」とはなんなのか…。西山家が探し続ける“家族のカタチ”を見つめる。

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