好きなことを仕事に

日々取材をしているとキャラクターの濃い人、優れた思考を持っている人、アイデア満載の人など、いろいろな方がいると改めて実感しています。最近では、ネットショップが簡単に無料で作れるサービスが普及しているせいか、ECで新たにビジネスを広げようとしている人や企業が増えていることも身を持って感じます。私の父親でさえ、「無料で通販ができるベイスって知っているか?」などと、私が知らないかのように電話してくるくらいです。

ECでビジネスに乗り出そうとする人は、新たな販路、課題解決、戦略的な施策など、何か理由を持って始める人が多いと思いますが、最近は少々違うのかもしれないと思っています。それは、「本当に好きでやっていること」ということです。素直な感情がまずあって、結果的にビジネスになったのではないかと感じています。

趣味でやっていたことが、いつの間にか誰よりも詳しくなって、より専門的になっていく。それを自分だけじゃなくて、多くの人に知ってもらおう、という流れがビジネスに通じています。ただ知る、知識になるという視点だけでなく、さまざまなシチュエーションに沿って知見を持つことが一つのビジネスになっているのかなと思っています。単に知識として蓄えただけでは、深みはあっても、横にはつながりません。得た知識を横に広げるように展開ができるかで変わってくるのではないでしょうか。実際に取材をしていて、知識の深さと横に広げる展開力を持っている人が台頭してきていると感じます。

これを書きながら、テレビでよく見る東大クイズ王の伊沢拓司さんを思い浮かべました。クイズ王という知識を武器に、テレビ出演や無人島生活もこなしてしまう。縦にもそして横に幅広く展開している彼が、好きなことを仕事にするというテーマに今ピッタリな人だろうと思いました。