元本割れのリスクも…生命保険「積立型」「掛捨型」のメリット・デメリットを“お金のプロ”が解説!
住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。暮らしとお金の情報サイト「家計見直しナビ」とタッグを組んで、お金や保険のプロに“家計のお悩み”を相談し、日常生活におけるお金にまつわる豆知識を学ぶコーナー「家計見直しナビ presents おさいふ相談室」。5月22日(金)の放送は、療養中の住吉に代わりフリーアナウンサーの望月理恵さんがパーソナリティをつとめ、ファイナンシャルプランナー・國松典子さんがリスナーの質問に答えました。


※写真はイメージです



生命保険の「積立型」と「掛捨型」、それぞれのメリット・デメリットが知りたいです。掛け捨て型のほうが掛金も少なく、保険に入りやすい印象があります。また、80歳を過ぎた母でも入れる生命保険がありますが、問題点はありますか?(北海道 会社員 男性)

◆「積立型」「掛捨型」のメリット・デメリットは?
國松:生命保険には、2つの機能があります。1つは「保障機能」。もう1つは「貯蓄機能」です。

保険商品は、この2つの機能が綱引きをしているイメージで、「貯蓄機能」が強いのが「積み立て保険」。「保障機能」が強いほうが「掛け捨て保険」になります。

積立型保険
メリット……満期や解約のときにお金が戻る。
デメリット……掛捨保険に比べて保険料が割高。
代表的な商品:終身保険、個人年金保険、学資保険など
⇒貯蓄が苦手で、保障も欲しいという方にオススメ。毎月、口座から自動で引き落としされて貯まるため、ついついお金を使ってしまって貯蓄できない……という方に向いています。


掛捨型保険
メリット……掛金が割安で保障を得ることができる。
ライフステージに変更があった場合にも見直しがしやすい。
デメリット……払い込んだ保険料が戻ってこない。
代表的な商品:定期死亡保険、医療保険、がん保険など
⇒教育費や住宅ローンの負担が大きく、家計に占める保険料の割合を少しでも減らしたい方にオススメ。

望月:それぞれメリット・デメリットはあるんですね。また、日本の経済状況や金利水準などから、最近の積立型保険は、元本割れすることもあるそうです。

また、積立型保険では、タイミングとして戻りが悪い場合があり、途中見直しをしたくても、できないことがあるので注意が必要です。

◆80歳以上でも加入できる生命保険…気を付けるべき点は?
望月:最近は高齢者が加入できる保険が増えているような印象を受けます。そこで、80歳を過ぎても入れるという触れ込みの生命保険を検討する際、気をつけるべき点を教えていただけますか?

國松:注意するべきポイントは、3つあります。

①保険に加入する目的が「葬儀費用」の場合
葬儀費用を保険で準備する必要があるのかどうかを検討することが大切です。高齢者の保険では、払い込む期間が長いと、死亡保障よりも払込保険料のほうが多くなるということがあります。保険の掛け金分を貯金しておくという考え方もありますので、葬儀費用を保険で備えるか、貯蓄で備えるかを検討することが大切です。

②保険に加入する目的が「医療保障」の場合
高齢者の場合、公的医療保険制度によって医療費の負担が大きくなりすぎないよう配慮されています。公的制度でどこまでカバーされるかを考えて、民間の保険について検討することが大切です。

③生命保険に加入する場合は“正しい告知”をすることが大切
例えば、「薬を飲んでいる」「通院中」「入院手術経験がある」という方は、加入の際にきちんと告知をしておかないと、いざというときに保障を受けられなくなることがあります。また、持病がある人向けの保険や告知が不要の保険というのもありますが、さらに保険料が割高になっていますので、支払う保険料と保障額とのバランスの検討が必要になります。

望月:いろいろありますね。保険は細かく分かれているので選ぶのが難しいと思いますが、書き出して、確認して、比較して……という細かい作業をおこなったほうがいい気がします。

今日のお話、ぜひ参考になさってください。

<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:https://www.kakeinavi.jp/blue-ocean/