日本調剤は5月25日、医療機関における医薬品情報(DI:Drug Information)の収集・評価を一元管理することで、医薬品情報の標準化と効率化を支援する高度DI Webプラットフォーム「FINDAT(ファインダット)」を開発したことを発表した。

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同プラットフォームは、中立的に評価された医薬品情報の提供をコンセプトとして開発されたもので、国内外の各種ガイドラインやグローバルで信頼性の高い有料の二次情報データベースなどから医薬品情報を網羅的に収集。医療機関などにおける実務に役立つ医薬品情報を。「標準フォーミュラリー」、「薬効群比較レビュー」、「新薬評価」といった形で提供して、標準薬物治療の推進を可能とする「フォーミュラリーマネジメント」や、FDAや英国MHRAなどから発出された医薬品にかかわる重要情報を日本語に翻訳し、日本での状況についても含めて情報発信する「海外規制機関情報」などが提供される。

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また、原著論文の査読や新薬に関する情報収集など、DI業務に係る負担の軽減も可能になるとしており、対物業務の軽減により、対人業務やチーム医療への充実を図ることが可能になると同社では説明している。

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    FINDATの特長

なお、同サービスは2020年6月1日12時よりリリースされ、契約価格は1アカウントに付き年間60万円(施設単位での契約)としている。また、同サービスの提供に併せて同社では病院モニターの募集も7月20日までの期間で実施(モニター期間は2020年6月1日~同8月31日)。対象はDI室を有する病院で、DI担当薬剤師が参加可能な施設で、かつ月1回のアンケートに回答が可能であることとしている。