コロナウイルス感染症問題での緊急経済対策として支給される給付金の申請手続きで自治体の窓口が混雑するなどトラブルが発生する中、TKCは21日、マイナンバーカード交付予約・管理システム「TASKクラウドマイナンバーカード交付予約・管理システム」の提供を開始した。

同ソリューションは、地方公共団体の窓口でのマイナンバーカードの申請受付、カード管理簿の作成から交付、破棄までの一連の業務をシステム化したもの。交付事務管理機能では、「窓口申請」、「出張申請」、「勤務地など経由申請」など複数の申請方式に対応。住基システムと連動した最新情報の更新も可能となっている。オプションで、スマートフォン等からマイナンバーカードの申請・交付に関する来庁予約と予約状況をカード管理簿と共に一元管理ができる交付予約管理機能なども利用できる。

昨年プロトタイプ版を公開して以来、自治体職員の意見、要望を受け入れ機能強化し、今回正式バージョンとしてリリースすることになった。新型コロナウイルス感染症対策として自治体窓口でも非対面事務など3密を避けるための様々な措置がとられているが、今回のサービスはその大きな支援となる。サービスは5月21日より茨城県猿島郡五霞町での利用が開始されている。