憧れの1台をコンプリートで再現!|無限CR-X PRO仕様 ホンダ バラードスポーツ CR-X 1.5i Vol.3

小学生の頃からの憧れを形に!
このクルマのオーナーの飯塚健一さんは、小学生の頃から初代CR-Xに思いを寄せていた。

 「CR-Xがデビューした当時に、無限は『無限CR-X PRO』という、今でいうところのコンセプトカーのようなカスタムモデルを発表しました。当時、私は小学生でしたが、その強烈な格好良さのとりこになり、プラモデルを作ったり、ノートの端に絵を描いたりして、思いを募らせていました」

 大人になって運転免許を取った飯塚さんは、85年式の後期型CR-X Siを購入し、大切に乗ってきた。ところがある日、昔からの憧れだった無限CR-X PROが放置してあるという情報を得て、さっそく訪ねてみた。何度か通ううちに譲ってもらえることになったのだが、車体の状態はかなり悪く、ボディに装着されていた無限パーツだけを何とか確保したにとどまった。

しかし、幸運は再び訪れた。旧知のCR-X仲間にその話をしたところ、その人の1.5iを譲ってもらえることになり、その後はとんとん拍子に憧れの無限CR-X PROを再現する作業が進んでいった。

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 「作業のコンセプトとしては、当時の無限のデモカーまたはタミヤのプラモデルの再現です。すべてのパーツは、その形を実現するために選択しています。ウインドーのモールなどは、可能な限り新品パーツに置き換えています。現在の状態は、無限CR-X PROのコンプリートカーとして仕上がっていて、これが『ノーマル』の状態です」

 子供の頃から憧れていたこの希少なコンプリートカーを、今後もずっと残していきたいと、飯塚さんは思っている。



ブリスターフェンダーの燃料給油口も、無限CR-X PRO仕様となっている。



ホイールは、無限製CF-48を装着。放熱効果を高める冷却用のフィンが多数付いているこのホイールは、ホンダ乗りにとって憧れのアイテム。



リアのシートバックを倒せば、高さはそれほどないものの、広いカーゴルームが出現する。



ステアリングは、φ350mmのイタルボランテを選択。タミヤのプラモデルの付属パーツに、イタボラの4本スポークが入っていたため、それを再現している。


1.5iベースのためエンジンはPGM-FI付きのSOHC 3バルブの4気筒。

掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)