OpenBSDプロジェクトは5月19日(カナダ時間)、「OpenBSD 6.7」において、OpenBSDの最新版となる「OpenBSD 6.7」の公開を伝えた。alpha版、amd64版、arm64版、armv7版、hppa版、i386版、landisk版、loongson版、luna88k版、macppc版、octeon版、sgi版、sparc64版が公開されている。HTTP/FTPサイト経由でダウンロード可能。
OpenBSD 6.7の主な変更点は次のとおり。
- FFS2ファイルシステムにおいて64ビットタイムスタンプとブロック番号をデフォルトで有効化(すべてのアーキテクチャが対応)
- インストーラの改良
- セキュリティの強化
- SMPの改善
- ネットワークスタックの改善
- ルーティングデーモンおよびそのほかユーザランドネットワークの改善
- IEEE 802.11ワイヤレススタックの改善
- 仮想化機能の改善
- オーディオドライバの改善
- 各種ドライバのアップデート
- 各種ハードウェアサポートの改善
- 各種バグの修正
- 各種コマンドのアップデート
- サードパーティ製ソフトウェアのアップデート
- いくつかのハードウェアサポートを削除
OpenBSD 6.6からOpenBSD 6.7への細かい変更点については「OpenBSD 6.7 Changelog」に説明がまとまっている。OpenBSD 6.6からOpenBSD 6.7へのアップグレード方法については「OpenBSD Upgrade Guide: 6.6 to 6.7」に説明が掲載されている。