安倍首相「検察庁法改正案」見送り…鈴村健一「人と人を繋ぐのが信頼」
声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。5月19日(火)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「「検察庁法の改正案」について」。ジャーナリストで株式会社メディアコラボの代表・古田大輔さんに話を伺いました。


※写真はイメージです



安倍晋三首相は5月18日(月)に自民党・二階俊博幹事長と会談し、検事総長や検事長らの定年延長を可能にする検察庁法改正案について、「国民の理解なしに国会審議を進めることは難しい」として、今国会での成立を見送ることを決めました。

鈴村:今回は最終的に成立を見送ることに決まりましたが、どう思われますか?

古田:この件はTwitterから火がついて、「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグを付けた批判の声が広がりました。自民党内や元検事などからも疑問の声があがっていましたので、それに耐えきれなかったということだと思います。

鈴村:これだけの反発の声があがることは、政府も予想していなかったことでしょうか?

古田:もちろん、批判が出ることは織り込み済みだったと思いますが、これほどの反対の声は予想外だったということでしょうね。

鈴村:多くの著名人もSNSで投稿した「#検察庁法改正案に抗議します」は、大きな広がりを見せました。これについて、一部からは「陰謀だ」という声も上がっているようですが。

古田:これについては“「bot」(機械による自動発言システム)だろう”という声や、“組織的にツイートを盛り上げる動きをしたのだろう”という陰謀論を唱える人もいますが、実際にデータを検証した方たちが何人もいます。

有名なところでは、ツイート分析に詳しい東京大学大学院の鳥海不二夫准教授がこのデータを分析されていて、リツイート(以下RT)を含めて470万件、RTを除くと56万件の投稿があったそうです。

こう言うと、“ほら! やっぱりRTばかりじゃないか!”とおっしゃる方もいるかと思うのですが、ずっと取材をしてきた立場から言わせていただくと、政治的なツイートが56万件もされること自体が凄まじいですし、RT数が多いのも普通のことです。

例えばエンタメのことなどでも、おもしろいことは、みんなRTします。今回は政治的な動きで、これだけ広がったというのは、やはり凄いことだと思います。

鈴村:今回の件は自民党内からも反対の声があり、また、元検事の方々も反対の意見書を出されていましたが、これについてはどう思われましたか?

古田:自民党内からの批判の声もですが、僕が今回すごく驚いたし、すごい文章だと思ったのが、検察OBの方々の意見書です。名前を連ねている方たちが伝説的な大物ばかりで、内容も司法の方たちだけあって、非常に論理的で明快に今回の問題点を指摘されています。この全文はネットで読めるので、ぜひ皆さんにも目を通していただきたいと思いますね。

鈴村:この問題に関しては、いろんな角度で見ないといけないと思っています。僕もすべてを勉強できている訳ではないので、何が正しいのかをしっかり見ていかなければと思いつつ、今回いろんな動きを見せたというのは、普段の政府に対しての信頼度や、検察に対する見方など、いろいろあると思います。

人と人を繋ぐのが信頼。正しい形で届くように、それぞれの人間が普段から進めていけば、揉めごとは起きないのではないか。きっと正しい答えがあるはずです。引き続き注目すべき話だと思います。

<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:鈴村健一(月~木曜)、山崎樹範(金曜)、ハードキャッスル エリザベス
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/