日産自動車はこのほど、クルマを所有する家庭に向けて、車内をもう1つの仕事部屋として安全・快適に活用するためのテクニックをまとめたサイト「#OneMoreRoom(ワンモアルーム)」を公開した。 

  • クルマを仕事部屋に、そのための4つのテクニックを「#OneMoreRoom」で提案

「#OneMoreRoom」は、クルマの中で快適に仕事をするための4つのテクニックとして、身近にあるものを使ってクルマをオフィスにするためのテクニックや、長時間車内で過ごす際の注意点を専門家の監修を受けながらまとめた特設サイト。

  • 家の余ったダンボール数枚で、クルマで作業可能なPC用デスクが制作できる「ダンボールハンドルデスク」

同社は自動車会社として、日頃よりユーザーの外出を楽しんでもらうため、日々のカーライフのサポートを行っている。しかし現在は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、残念ながらクルマでの遠出など楽しい外出を勧められる状況ではない。

  • 家庭にある料理用のボウルで、Wi-Fiの速度がアップする「料理用ボウルWi-Fiアンテナ」

その一方、外出の制限がはじまり約2カ月が経過、在宅勤務やリモートワークなどの推奨が続く中、プライベートな空間を確保するためにクルマの中で仕事をするというシーンが登場し始めている。これらの状況を踏まえ同社は、家の中では確保できない個人の空間としてクルマの中を、安全・快適に仕事部屋として活用するために役立つ情報を公開。自粛が続く時期においても、負担なく過ごしてもらいたいと考えているという。

  • 不要な古着とポリ袋だけで、背もたれのクッションが作れる「古着リユースクッション」

特設サイトでは、クルマで仕事をする際の注意点を、様々な分野の専門家のアドバイスやアイデアを元に4つのテクニックとして紹介。ダンボールものづくりの専門家であるチャッピー岡本氏から「ダンボールでつくるハンドルデスク」を、数多くの車中泊を行う車旅専門家の稲垣朝則氏から「車内で快適に過ごすための工夫」を、公衆衛生専門家の小橋元先生から「クルマで仕事をする際の公衆衛生観点における注意点」をそれぞれ監修してもらっている。

  • クルマの中で簡単に出来るストレッチ方法を6つにまとめた「エコノミークラス症候群対策ストレッチ」

なお、同社からは「ガレージなど密閉空間でのアイドリングは危険です。アイドリングストップをするか、エンジンを停止して実施してください」「本施策はクルマでの勤務推奨ではございません、在宅勤務を行う一つの方法としてクルマがあり、活用する際のテクニックとしてご覧いただければと思います」と、2つの注意点も添えられている。