ASUS JAPANは5月15日、AIアプリケーション用のシングルボードコンピュータ「Tinker Edge R」を発売した。

  • ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット(NPU)を搭載したシングルボードコンピュータ「Tinker Edge R」

Tinker Edge Rは、ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット(NPU)を搭載。機械学習の導入に適しており、NPUにはRockchip製のものを採用している。CPUは、デュアルコアのARM Cortex-A72(1.8GHz)とクアッドコアのARM Cortex-A53(1.4GHz)を組み合わせたヘキサコア仕様。グラフィックスはARM Mali-T860 MP4となっている。

12V~19VのDC入力に幅広く対応するDCジャックを備え、4ピンヘッダで最大65Wの電力を供給可能。複数のデバイスを接続しても安定した電力を供給できるとしている。OSはLinux(Debian 9)とAndroid 8.1をサポートし、開発者向けにAPIとSDKを提供。

メモリはLPDDR4 4GB(システム)、LPDDR3 2GB(NPU)を搭載。ストレージはeMMC 16GBで、microSDメモリーカードスロットも備える。USBポートは、USB 3.2 Type-C Gen1×1基とUSB 3.2 Type-A Gen1×3基。拡張用のMiniPCI Expressスロットもある。本体サイズは100×72mm。