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【この記事のエキスパート】
フードスタイリスト:水嶋 千恵
立教大学経済学部卒業後、メーカー系商社に営業として勤務。
のちに退職し、各料理家やスタイリストのアシスタントを経て独立。
フリーランスのフードスタイリストとしてレシピ考案やフードスタイリングをTV番組、CM、グラフィック、映画、雑誌、書籍など、フードスタイリストとしては珍しく動画からスチールまで幅広く手掛ける。
フライパンセットなら一度に調理器具を揃えられて、キッチンに統一感がでます。一人暮らしにもピッタリ。この記事では、フライパンセットの選び方とおすすめ商品をご紹介します。サーモスやティファールなど人気メーカーの商品、IH対応も! ぜひ参考にしてください。
購入前に抑えておきたい注意ポイントをご紹介
フライパンセットの注意ポイント
フライパンセットを購入するにあたって、先にお伝えしたい注意ポイントが2つあります。それぞれ解説していくので、フライパンセットを購入する時の参考にしてください。
フライパンセットの数え方
フライパンセットを購入する時に気を付けておきたいのが、セットの数え方です。基本的にフライパンセットのセット数は、取っ手やフタを含めた数になるので注意しましょう。
メーカーによっては例外の場合もあるので、購入前に何がついてくるのか、自分がほしいものは入っているのか確認してから購入しましょう。
セットの鍋の大きさに注目
フライパンセットの主役はあくまでもフライパン。点数が多くなると鍋なども含まれますが、基本的には直径18~20cmのソースパンになるので、大人数のメイン料理を作るにはちょっとだけ小さめです。
お味噌汁などのスープを作るのにはちょうどいいサイズですが、1~3人前が目安になるので、4人前以上作りたい場合は別途で鍋を買うのがベター。後で鍋を買うことを考慮して、点数を減らして買うなどフライパンセットを買うときの参考にしてください。
上手に選んで長く愛用しよう
フライパンセットの選び方
いろいろな種類があるフライパンセットの選び方には、いくつかポイントがあります。
【1】セット内容
【2】取っ手
【3】材質
【4】重さ
【5】表面加工
【6】IH対応
これらを順に押さえてあなたが求めるフライパンセットをイメージしてみてください。そうすればご自身にぴったりな商品を探し出せます。
【1】セット内容をチェック
フライパンセットは、セット内容の個数やアイテムの組み合わせ方にバリエーションがあります。セット内容が多すぎても収納に困る場合があるので、料理を作る頻度や、ご家族の人数に合わせてセット内容を選びましょう。
また、セット数には取っ手はフタの数も含まれているので注意が必要です。購入する前に自分がほしいと思うサイズのフライパンや、鍋が入っているか確認しておきましょう。
1~2人暮らし|5~6点セット
ひとり暮らしやふたり暮らしの方は、2種類ほどのフライパンと、ソースパンが含まれている5~6点セットがおすすめ。
中型・大型のフライパンに、汁物や、ソースを作るときに便利なソースパンもセットになって入れば基本的な調理はカバーできます。
ただし、あまり点数が増えすぎると使いきれないかもしれません。もし生活していくうえで他の鍋がほしくなれば、買い足していく方法も、まずは必要最低限のアイテムから揃えていきましょう。
3人以上、おかずをたくさん作る|7点以上のセット
3~4人以上のご家庭には、焼く・揚げる・煮る・オーブン調理など幅広く使えるものがおすすめです。とくによく使う、中型と大型のフライパンはセットに含まれていてほしいアイテム。そのほかにも、深型やなべなどが入っていればより便利になります。
大家族にもなれば7点以上入っているセットも充分活用可能です。また、毎日使うものなので耐久性があるものをよりおすすめします。
【2】取っ手をチェック
ハンドルの着脱が可能なフライパンセットなら、調理後そのまま大皿代わりにもできますし、保存容器にも早変わりして便利です。ハンドルを外してオーブン調理もできるので、メニューのレパートリーも広がります。
ただし、頻繁にとりはずすものだからこそ、着脱のしやすさも重要です。口コミなどを参考にして「着脱がしやすい」かと「安定感があるか」をチェックしておきましょう。
【3】扱いやすく長く使える材質で選ぶ
フライパンは黒い鉄でできているというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。ですが、最近のフライパンセットは素材が多様化していて種類があり、鉄・アルミニウム・ステンレスでそれぞれ特性が異なります。
各素材のフライパンの特徴と扱い方を以下でご紹介しますので、参考にしてください。
鉄|長く使うと味がでる
定番の「鉄」は使えば使うほど味がでる素材です。長年使っている間にフライパンに油がしみ込み、焼く・炒めるなどの仕上がりが格段に進化。つやつやと黒光りしてくると使い心地がさらによくなります。強火も使える素材なので短時間調理も可能です。
ただし、鉄のフライパンは重めのものが多く、鍋振りに少し力が必要です。また、使用後に油を薄く塗るのを忘れるとさびてしまいがちで、こまめなメンテナンスが必要です。
アルミニウム|熱伝導率がいい
とにかく熱伝導性がいいのが「アルミニウム」です。重量も軽く腕に負担がかかりにくいので、お料理をたくさんする人におすすめ。ただし、くっついたり焦げついたりしやすいので、油と火加減がポイントになってきます。
それを解決するために、アルミニウム製はテフロン加工されたフライパンが多く見受けられます。くっつきやすさは解消されますが、空焚きはNGなのでご注意ください。
ステンレス|サビにくく、高級感がある
さびにくく保温性も高いのが「ステンレス」です。ステンレス製のフライパンは、ほかの素材と比べると数は多くありませんが、料理中級者・上級者に愛用する方が多い傾向にあります。
ですが、ステンレスのフライパンもくっつきやすいので、焦げつきにくい表面加工がされたものを選んだり、油と火加減を工夫しながら使うといいでしょう。
【4】フライパンの重さもチェック
自分の好みに合わせて重さもチェックしておきましょう。料理の仕上がりを重視したい場合は重さのあるものを、扱いやすさを重視するなら軽めのものがおすすめです。
ただし、軽めのものはフライパンの底が薄い分焼きムラができやすい傾向にあります。使い勝手よりも仕上がりにこだわるなら、底に厚みのある重さ1kg以上のフライパンを選びましょう。
【5】表面加工をチェック
フライパンの材質も重要でしたが、どんな表面加工がされているのかもとても重要です。同じ材質でも表面加工の違いによって、特徴や調理・手入れのしやすさが異なってきます。
それぞれの表面加工の特徴を以下でご紹介します。
フッ素樹脂|焦げつきにくく、汚れが落ちやすい
「フッ素樹脂コーティング」は別名「テフロン加工」という呼び名でも知られる表面加工です。この加工が施されると焦げつきにくくなりフライパンの汚れも落としやすいので、調理・洗いものがらくになります。
ただし、高温に弱く、強火の使用や空焚きは厳禁。猛毒のフッ素が発生する可能性があります。なお、「テフロン」はデュポン社により開発されており商標登録された名称です。
セラミックコーティング|熱伝導率がいい
表面が白いフライパンは「セラミックコーティング」がほどこされています。この加工により表面の硬度が高まり、熱伝導率もよくなります。耐熱性があるので焦げつきにくいのが特徴です。
ただ、突然の強火や空焚きはコーティングを劣化させますので、火加減に気をつけながら油をひいて使用してください。
ダイヤモンドコーティング|食材がくっつきにくい
「ダイヤモンドコーティング」は「フッ素樹脂コーティング」の進化形です。フッ素樹脂のなかに細かい人工ダイヤモンドを混ぜてコーティングすることで、フッ素樹脂コーティングよりもさらに耐久性が高まっています。
なんといっても食材がくっついたり、焦げつきにくいのがメリット。少量の油で焼く・炒めるが可能なので健康志向の方にもうれしい仕様です。
【6】IHに対応しているかで選ぶ
フライパンセットが、IHに対応しているかというのは大切なポイントです。IH対応のフライパンはガスコンロでも使えますが、逆にガス専用のものはIHでは使えません。
ご自宅で使う場合はIH対応かガス専用かしっかり確認が必要です。もし、フライパンセットをプレゼントにする場合は、贈る相手のご家庭がIHかガスコンロなのかも確認しておきましょう。
フードスタイリストからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
フライパンセットの内容は多種多様ですが、自分が普段作る料理がどんなものが多いのか、まずイメージをすると選択しやすいです。
オーブン料理が多い方ならオーブン対応品を、中華が多い方は熱伝導性を、煮込みが多い方は深めの鍋や保温性のある鍋があるセットを。イメージに合わせてフライパンセットを選んでください。
【性能重視・コスパ重視】あなたはどっち?
人気メーカー・ブランドを紹介
どこのフライパンを買うべきか迷ったときはメーカーや、ブランドで決めるのも一つのポイントです。それぞれ特徴を紹介していくので、愛用したくなるフライパン選びの参考にしてください。
ティファール|収納しやすさ・使いやすさなら!
フライパンと言えば「ティファール」を想像する方もいるかと思います。ティファールは世界で初めてフッ素樹脂加工のフライパンを発売したブランドで、取っ手が取り外せるシリーズが人気です。
取っ手の取り外しができることや、焼き麺にある中央のマークが適温になると文字が消えるなど、使いやすい工夫が光るフライパンが魅力のブランドです。
ニトリ|コスパ重視のあなたにおすすめ
家具を中心にインテリアや生活雑貨まで幅広く取り扱うニトリ。誰もが知る「お、ねだん以上。ニトリ」という広告にあるとおり、満足度の高い製品づくりが魅力です。
フライパンセットもコスパの良い商品を製造しているので、コスパ重視でフライパンセットをお探しの方はぜひチェックしてみてください
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)