ここからは性能をチェックしよう。ストレージの最大性能を測る「CrystalDiskMark 7.0.0h」、CPUの性能を測る「CINEBENCH R20」と「CINEBENCH R15」、PCの基本性能を測る「PCMark 10 v2.1.2177」、主に3D性能を測る「3DMark v2.10.6797」、人気MMORPGの「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を試した。

ストレージはPCI Express 3.0 x2接続のNVMe SSDを搭載。CrystalDiskMark 7.0.0hの結果を見ると、シーケンシャルリードで約2.000MB/秒とNVMe SSDとしてはトップクラスの速度ではないが、それでもSerial ATA接続のSSDよりもかなり高速だ。

  • CrystalDiskMark 7.0.0hの結果

PCMark 10を見るとアプリの起動時間やWebブラウザなどの処理時間を測定するEssentialsは9,000オーバーと高いスコア。4コア8スレッドの実力を十分感じられる。ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマークは、GPUにGeForce MX250を搭載していることもあり、標準品質(ノートPC)の1,920×1,080ドットで非常に快適という評価。平均フレームレートで見ても約52.4fpsと快適にプレイできるレベルにある。軽めのゲームならプレイできると言える。2画面を活かして、ゲームをプレイしながらDiscordでコミュニケーションを取ったり、攻略サイトを開いたりといった使い方をするのもいいだろう。

  • CINEBENCH R20の結果

  • CINEBENCH R15の結果

■表1
PCMark 10 v2.1.2177
PCMark 10 4,159
Essentials 9,175
Productivity 6,177
Digital Content Creation 3,445
■表2
3DMark v2.10.6797
Fire Strike 2,802
Time Spy 1,024
Sky Diver 9,491
■表3
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(ノートPC)/1,920×1,080ドット 7,699
標準品質(ノートPC)/1,280×720ドット 10,730

2画面ノートとして2019年に話題を集めてZenBook Pro Duoだったが、有機ELの4Kディスプレイに最新ゲームもこなせる性能を持っていたとは言え、価格が約46万円ということもあって、欲しいと思っても手が出しにくかったのは確か。その点、ASUS ZenBook Duo UX481FL-HJ122Tは約22万円と現実的な価格となった。2画面は仕事にも遊びにも便利。それを省スペースで実現できる貴重な存在であることは間違いない。