新型コロナウイルス感染拡大で封鎖された中国・武漢の実態に迫るドキュメンタリー番組『BS1スペシャル 封鎖都市・武漢　～76日間　市民の記録～』が、4日(20:00～)に放送される。

  • 『BS1スペシャル 封鎖都市・武漢　～76日間　市民の記録～』　＝NHK提供

76日間封鎖された中国・武漢の市民生活のリアルな実態を描いた日記『武漢封城日記』がインターネット上に公開され、国営メディアが伝えない内容であることから大きな反響を呼んだ。

これは、ソーシャルワーカーの郭晶さん(29)が封鎖初日からを発信してきたもので、「営業しているのは葬式の花の店だけ」「清掃員はマスク2枚しか支給されず、マフラーを口に巻いている」のほか、広がる家庭内暴力や病院で治療を受けられずに亡くなった人々についても記されている。

また、北京のネットラジオ番組『故事FM』は、武漢の医師や患者の悲痛な声を配信し、医療崩壊などの切迫した実態を浮かび上がらせた。

番組では、『武漢封城日記』と『故事FM』の2つの記録から、知られざる武漢市民の現実に迫る。