アイリスオーヤマは4月22日、6月稼働予定の宮城県角田工場のマスク生産能力を月間1億5000万枚に増強することを決定したと発表した。

同社は中国の大連工場と蘇州工場の2拠点の生産に加え、国内の生産設備導入により、月間6000万枚という新たなマスク生産計画を既に発表している。

今回、政府からの更なる要請を受け、政府の「国内投資促進事業費補助金」を活用することで、日本国内の設備投資をさらに拡大することにしたという。

また、中国におけるマスクの重要資材である不織布の価格高騰による影響も考慮し、同工場内に資材製造設備も新たに導入することで内製化率を高め、中国一国に依存する供給体制を見直す。

今回の国内マスク生産設備増強により、中国2拠点の工場と合わせて日本国内に月間2億3000万枚を供給できる体制が実現した。