なぜ「楽天市場」は店舗同士の連携が強いのか?

商品コンセプト忘れるほど充実
先週末に山ト小笠原商店が販売している「北海道ふっこう『復袋』」が我が家にも届きました。5000円の常温バージョンと、6000円の冷蔵バージョンの2つを注文しました(写真参照)。

常温バージョンはお菓子やご飯のお供が盛り沢山、冷蔵バージョンはラーメンやパスタ、チーズなどバラエティーに富んだ商品が入っていました。ラーメンだけでも3種類、ポテト系の菓子は4種類あり、北海道はグルメでも広大であると感じました。ウニのふりかけや、数の子味のせんべいなど未知のグルメとの遭遇も楽しい「復袋」でした。

普通に「福」袋として楽しんでいる自分がいたのですが、この商品の「ふく」は復興の「復」袋。新型コロナウイルスの影響で中止となった北海道物産展で売られるはずの商品を、改めて消費者に届けるのが真の狙いです。

大分、熊本でも「ふっこう復袋」
この「ふっこう復袋」企画は、山ト小笠原商店だけにとどまりません。大分県の公式ネットショップ「おんせん県おおいたオンラインショップ」、熊本の「くまもと風土」でも「復袋」の販売を開始しています。「楽天市場」内で「ふっこう復袋」が横展開されているのです。

「楽天市場」の店舗同士のつながりがこの横展開を橋渡ししています。全国にある「楽天市場」の有力店たちが、地域のためにできる取り組みとして、仲間の知恵を借り、立ち上がりました。それぞれの会社も大変な状況にあると思います。それでも立ち上がった店舗には、仲間の店舗からの「購入」「拡散」という応援が寄せられています。

こうした店舗同士が連携した取り組みは、「楽天市場ならでは」と言えると思います。なぜ他のモールではあまり見られないのでしょうか。

店舗コミュニティーが連携を生む
その答えは、「楽天市場」が昔から店舗同士のコミュニティーを重視してきたモールだからだと思います。店舗の学びの場である「楽天大学」はリアルに集まり、ノウハウを学ぶとともに店舗同士が出会う場所でもありました(現在は一部がオンライン化)。

「虎の穴」という月商1億円を狙う店舗が合宿するというマンガのようなイベントもあったと聞きます。年に1度の表彰イベント「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した店舗は、海外への研修旅行に招待されます。ここでも新たなつながりが生まれています。最近では店舗が店舗を教える「ネーションズ」が、コミュニティーを醸成する役割を担っています。ここまでやっているモールは他にはありません。

「楽天市場」は外部環境の変化に応じて、大きく変わろうとしています。しかし、店舗の個性や店舗同士のつながりは、大きな強みとして「より一層伸ばしていきたい」と明言しています。個人的にもモールごとの違いがあった方が面白いと思いますし、「楽天市場」には「ふっこう復袋」のような血の通った取り組みが生まれ続ける場であり続けてほしいと思います。