富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は4月13日、可搬型記憶媒体の持ち込みデータに対して、さまざまなベンダーのアンチウイルスエンジンを同時に利用するマルチスキャン機能および、不正コードなどを除去する「OPSWAT MetaDefenderシリーズ」の販売・構築・設置工事・保守まで包括的にワンストップ提供するマルウェア対策ソリューションを、同日より販売開始することを発表した。

  • 利用イメージ

    利用イメージ

「OPSWAT MetaDefenderシリーズ」は、重要インフラ事業者や工場等のIT環境とOT環境が分離されているネットワーク環境において、メンテンナンス要員等により持ち込まれる可搬型記憶媒体に対して、既知の脅威・未知の脅威に対応することができるもの。

複数のアンチウイルスエンジンを使うことで特定のアンチウイルスエンジンを回避するようなマルウェアの検知を実現および、独自技術によりスキャン時間を短縮するため高速マルチスキャンを実現する。

また、マルウェアの潜んでいる可能性があるマクロやスクリプト等を除外することで、標的型攻撃やゼロディ攻撃への対応を実現し、無害化後のファイルは元のフォーマットを維持することで利用者の利便性を確保するという。

  • KIOSK筐体

    KIOSK筐体

さらに、可搬型記憶媒体をKIOSK筐体に挿入しタッチパネルによる直感操作での検疫のため、利用者や管理者の負荷を軽減するということだ。なお、PCでの導入も可能となっている。

販売モデルは、PCによる導入が年間1,323,000円~(PCおよび周辺装置・構築・設置・保守費用は別)、KIOSK筐体による導入は年間3,163,000円~(構築・設置・保守費用は別)。