リリー・フランキーの「スナック ラジオ」開店!星屑スキャットと“新宿サタデー・ナイト“をプレイバック!
リリー・フランキーが“スナックの店主”をつとめる、TOKYO FMの新番組「リリー・フランキー『スナック ラジオ』」。土曜日の夕方、ラジオの電波に乗ってオープンします。ときに香ばしく、ときに甘酸っぱく、ときにほろ苦く……そんな、スナックにぴったりなトークを繰り広げます。

1回目の放送となる4月4日(土)は、ミッツ・マングローブさん、ギャランティーク和恵さん、メイリー・ムーさんによる音楽ユニット・星屑スキャットのみなさんをお迎えして、お送りしました。


(左から)リリー・フランキー、星屑スキャット(ミッツ・マングローブさん、ギャランティーク和恵さん、メイリー・ムーさん)



リリー:いらっしゃいませ。「スナック ラジオ」店主のリリー・フランキーがお届けしています。今日、1回目のお客様は星屑スキャットのお3人さんです。

ミッツ:こんばんは。ミッツ・マングローブです。

ギャランティーク和恵:こんばんは。ギャランティーク和恵です。

メイリー:どうもこんばんは。

リリー:こうやって、自分の好きな音楽を持ち込んで、色々聴いたり歌ったりするという、そんな番組です。土曜日にお家でゆっくり自分1人でお酒でも飲みながら楽しむ人、家族で夕ご飯を今作っている人とか……俺らがまだ子どもの頃って、土曜日が1番盛り上がる曜日だったじゃない? そのあと急に土日が休みになって、花金って言い出したじゃん? 昔土曜日は学校にも行っていたし、会社も休みじゃなかったから。だから「サタデー・ナイト・フィーバー」の世代じゃない? 俺らは。

ミッツ:だから子どものときは、ちょっと夜更かししていい曜日っていったら、土曜日だけでしたから。

リリー:「サタデー・ナイト・フィーバー」で今思い出したんだけど、映画のなかで(主演のジョン・)トラボルタが、ペンキ屋さんで働いているの。で、ずっと洋服屋さんのショーウィンドウに青いキラキラのサテンみたいなやつが売っていて。それを買いたいから、ペンキ屋の主人に給料を前借りさせてくれって言うんだけど。

お前堅実になれって言われるんだよ。お前そんなことばかりしてないで、ちゃんと貯金をしろみたいなことを言われるんだけど。そこでトラボルタが「俺は将来のことを考えるよりも、あの青いシャツを買って土曜日に踊る方が価値がある」って言ったんだよ。

ミッツ:色々な価値があるんだよ、土曜日には。

リリー:でも青春映画でも音楽映画でも、「サタデー・ナイト・フィーバー」の頃は、トラボルタの家族もご飯を食べるときは、ちゃんとお祈りをして、トラボルタがちゃんと働いていて、家族のなかの形っていうのが、まだかっちりしていたわけじゃない? これが何十年か経って、同じ音楽映画のなかでも、8Mileとか。エミネムみたいになってくると、エミネムがボロボロに友達とか彼女に裏切られて、家に帰ってくるとお母さんはエミネムの先輩と付き合っているんだよね。

で、ミシェル・ファイファーだったかな。エミネムが帰ってきた瞬間に、お母さんがエミネムに言うのよ。「ねえ。聞いて。彼が○○してくれないの」って。で、エミネムが「聞きたくない」って言うんだけど……本当に聞きたくないよね。それくらい何十年か経つと、親子関係が崩壊しているっていう。

ミッツ:偏りすぎでしょ(笑)。そんな、アメリカ人みんながみんなエミネムの家みたいになってないよ。

リリー:夕方のこの時間は、○○オッケーの時間帯かな、と。もういいよね? ダメ? 3時のおやつが過ぎたら、もういいでしょ? ミッツは土曜の夕方は?

ミッツ:昔は、土曜っていったら10代の頃20代の頃……ようやく外出を1人でできるようになったときに、ウキウキしながら、これを聴きながら地下鉄に乗っていたな、とか車を運転していたなとか、そういう感じで。TOKYO FMですからね、これ。今、この夕方の時間、車を運転しながら、トワイライトタイムですからね。ちゃんとFMっぽい曲っていうのもノスタルジアとともに選んできました。

リリー:それじゃ、まるで新宿サタデー・ナイトがFMっぽくないみたいな感じに。

ミッツ:ないでしょ(笑)?

メイリー:いいじゃないですか、新規軸! 本当に。

ミッツ:逆にオシャレかもしれないですけどね。でも私が選んだ曲は、結構懐かしい曲なんですけど。Pet Shop Boysのデビュー曲で、「West End Girls」って曲があるんですけど。これはロンドンで街がEast EndとWest Endというのに分かれていて。West Endっていうのが、いわゆるピカデリー・サーカスとかがある中心街なんですね。で、East Endっていうのは、結構下町で、わりと労働者階級の人達が住んでいるエリアで。

そこで育った男の子達が、意を決してWest Endの西に来て女の子をハントする、みたいな。でもそこには、いわゆる性的なものだけじゃなくて、ずっとその人生の中で、色々な葛藤を抱えながら、それを爆発させるのかさせないのかっていう……結構深い曲なのよ、これ。で、神奈川県にある実家から新宿に通っていた頃、よく運転して通っていて。第三京浜の玉川の陸橋を渡ると東京都になるんですけど、するとそこで自分の中でスイッチが入るんですよ。

リリー:入るね。それこそハイウェイミュージックがあるじゃない? 高速を運転しているときに、これがかかるとブチアガるっていう。俺ね、MAXの「Love is Dreaming」。あれを聴くと、ちょっとアクセルベタ踏みだね。

ミッツ:アクセルをベタ踏みしたくなる曲を、結構色々考えたんですけど……特に土曜日で、「よし今日は気合いを入れるぞ!」とか「いい出会いがあるかな?」とか。あとは、仕事をするようになってからは「今日もしっかりちゃんとお勤めしなきゃ」みたいな。そういう気分に自分をさせる曲ということで、一応決めてみました。じゃ、聴いてください。Pet Shop Boysで「West End Girls」。

リリー:確かに、これミッツは思い出のなかで、土曜日ブチアガるかもしれないけど。これも新宿サタデー・ナイトと同じトーンを感じますね。

ミッツ:そうかもしれない。

4月11日(土)は、スチャダラパーの皆さんをお迎えします。どうぞお楽しみに!

▶▶この日の放送内容を「JFN PARK」でチェック!

<番組概要>
番組名:リリー・フランキー「スナック ラジオ」
放送日時:毎週土曜 16:00~16:55
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/snack/