アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也がナビゲーターを務める日本テレビ系番組『亀梨和也のヒーローになった日』が、11日(14:55~17:00)に放送される。

  • 亀梨和也(左)=日本テレビ提供

この番組は、外出を自粛し、家で過ごすことが多い人たちに向け、見れば思わず元気になるアスリートの物語を紹介するというもの。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スポーツ界の試合開催が延期・中止されている中、現役アスリートが、プレーできない今の心境、試合再開に向けての現状、そしてファンへの思いを語る。

登場するのは、去年行われたラグビーワールドカップで、ベスト8進出に貢献した姫野和樹選手。高校時代の同級生が難病を発症したことを耳にする。その時、姫野選手が取った驚きの行動とは。姫野選手に勇気づけられた同級生は、奇跡的な回復を遂げる。すると、ラグビー日本代表史上初の快挙がかかった大一番、スコットランド戦のスタンドに、その同級生の姿が。友が見守る中、大一番で姫野選手が魅せた。

そして今、ラグビートップリーグが中止になりプレーができない現状、今の心境を姫野選手が語る。試合再開の日々に向けての今の心境、プレーができず改めて気づいたファンの存在など、本音で語る。

プロ野球・巨人の岡本和真選手は、高橋由伸監督(当時)が4番に抜てきした2018年、重圧をはねのけ、9月頭にはホームラン30本に到達。そんな矢先、右手にデッドボールを受けて途中交代した。その後も試合に出続けたが、成績は急降下。実は、骨折を隠し試合に出場していた。

成績が下がり続ける中でも、監督は岡本を4番で起用し続けた。すると、史上最年少「3割30本100打点」がかかったシーズン最終戦で、岡本選手がヒーローになる。当時の監督、高橋氏が今だから明かす岡本を起用し続けた理由、そして知られざる岡本との秘話とは。

元巨人の柴田章吾氏は、中学3年生の時、難病「ベーチェット病」と診断された。それでも甲子園出場の夢をかなえるため、高校野球の名門に進学し、チームメイトには病気のことを隠し続けながら闘病に励み、3年生になるとマウンドに立てるようにまでになった。甲子園出場がかかった県大会直前、これまで支え続けてくれたチームメイトに、本当の病状を明かすことを決断。決勝戦、最終回のマウンドに上がった。

高校卒業後、明治大学に進んで野球を続けた柴田氏は、2011年のドラフト会議で…難病と闘う人々のヒーローになった。そして今、新たな挑戦を始めた柴田氏。今春、センバツ中止で甲子園の舞台に立てなかった高校球児へ、伝えたい言葉があった。

なでしこジャパンの司令塔・長谷川唯選手と、なでしこの10番・籾木結花選手は、中学校からの親友。なでしこフィーバー以降、減少し続ける観客、人気低下の現状に危機感を覚えていた籾木選手は、慶応義塾大学在学中に、集客をテーマとした卒業論文に取り組むことに。さらに、自ら観客満員プロジェクトを立ち上げ、長谷川選手らチームメイトとともに、人気復活への挑戦が始まった。

そして迎えた、去年の首位攻防戦、籾木選手の目の前に広がったのは、観客で埋まったスタンド。そのピッチで籾木選手が輝きを見せた。人気復活への取り組みを、普段は見られない大学での研究活動映像を交えながら紹介する。

  • 姫野和樹選手=同