◆ リアルのプロ野球は開幕延期も…

 一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、 コナミ)が共催で3月29日から開催している『プロ野球 “バーチャル”開幕戦 2020』。4月3日からは“第2カード”として、3月24日(火)から現実のプロ野球で開催されるはずだった対戦カードがゲームの中で“再現”された。


 世界中を混乱に陥れている「新型コロナウイルス」の影響により、プロ野球2020シーズンの開幕が延期に。それに伴い、全国のプロ野球ファンへ少しでもプロ野球を楽しむ機会を提供すべく、NPBとコナミがタッグを組んで実現したこの企画。最終日の5日はセ・リーグの広島-ヤクルト、パ・リーグのオリックス-ソフトバンクという2試合が開催された。


【ルール】
・9イニング制(延長なし)
・DH制=セ:なし/パ:あり


◆ オリックス(指宿聖也)- ソフトバンク(加賀谷颯太)

 この『バーチャル開幕戦』では、各球団1名の代表が9イニングのフルマッチをプレー。

 なお、プレイヤーは今年1月まで激闘が繰り広げられた「eBASEBALL プロリーグ」の2019シーズンで戦った選手たちが担当。オリックスは2019シーズンの“No.1プレイヤー”・指宿聖也選手が、ソフトバンクはチームのキャプテン・加賀谷颯太選手がコントローラーを握る。


【スタメン】

▼ 先攻:ソフトバンク
(右)柳町
(中)柳田
(指)バレンティン
(一)グラシアル
(三)松田
(左)中村晃
(遊)今宮
(捕)甲斐
(二)周東
先発P. 東浜

▼ 後攻:オリックス
(二)福田
(三)中川
(左)吉田正
(右)ジョーンズ
(指)モヤ
(一)T-岡田
(捕)頓宮
(中)後藤
(遊)安達
先発P. 山岡


◆ 「S15(サァイコー!)」炸裂

 オリックスは現実のプロ野球で2020年の開幕投手に内定している山岡泰輔、ソフトバンクは今季復活を期す東浜巨が先発。実力派右腕同士のマッチアップとなった。


 序盤はお互いが持ち味を発揮し、2回まで一人の走者も出ない緊迫の展開に。

 試合が動いたのは3回、ソフトバンクは二死から韋駄天・周東佑京が両チーム通じて初安打を放って出塁。すかさず盗塁を試みるも、ここはスタメンマスクの頓宮裕真が鋭い送球を送って阻止。ピンチの芽を摘み取る。

 するとその裏、オリックスも二死から安達了一が左中間突破の二塁打でチャンスを作ると、福田周平も左中間に弾き返す二塁打。ピンチの後にチャンスあり、オリックスが先制点を奪った。


 しかし、ソフトバンクは4回表にすかさず反撃。2番に入っている柳田悠岐が甘く入った速球を思い切り引っ張り、ライトスタンドに叩き込む豪快な一撃。一振りで試合を振り出しに戻し、そのまま前半戦を終えた。
 




◆ 火を噴いた新生鷹打線

 同点で迎えた6回表、またもこの男が魅せる。

 一死走者なしで打席に入った柳田が、右中間スタンドへ打った瞬間それと分かる特大の一発。2打席連続アーチでソフトバンクが試合をひっくり返す。

 反撃したいオリックスは直後の6回裏、先頭の吉田正尚が左中間フェンス直撃の二塁打。あわや本塁打という当たりでチャンスを作るも、三塁まで進めながらあと一本が出ず。その後もソフトバンクのリリーフ陣を前に攻めあぐねる展開が続く。


 すると8回表、ソフトバンク打線が牙をむく。オリックスのドラ1左腕・宮城大弥に対し、代打で登場したアルフレド・デスパイネと大卒ルーキー・柳町達の連打で一死一・三塁とすると、満塁からウラディミール・バレンティンの内野ゴロの間に1点。貴重な追加点を挙げる。

 なおも二死ながら二・三塁という場面で、4番のジュリスベル・グラシアルが近藤大亮の速球を完ぺきに捕らえてレフトスタンドへ。3ランで6-1とリードを広げた。


 突き放されたオリックスは9回、ストッパーの森唯斗からT-岡田が二塁打を放って出塁すると、宜保翔が安打でつないで無死一・三塁のチャンス。ここで代打アデルリン・ロドリゲスとビッグイニングに期待がかかったが、ここは遊ゴロ併殺。1点こそ返したものの、チャンスが潰えてしまう。

 結局、試合はそのまま6-2でソフトバンクが逃げ切り。新生・ホークス打線が終盤に破壊力を見せつけた。


【京セラD大阪】オ 2 - 6 ソ
ソ|000 101 040|6
オ|001 000 001|2
勝:東浜(ソ)
負:山岡(オ)
S:なし
本:柳田(ソ)×2・グラシアル(ソ)