アニメ「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~」で四宮かぐやの声優を務める古賀葵さん

 マンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気ラブコメディーマンガが原作のテレビアニメ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の第2期「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~」が、MBS、TOKYO MX、BS11ほかで4月11日から順次、放送される。テンポのいい会話劇、ギャグが魅力のアニメで、主人公・四宮かぐや役の古賀葵さんら声優陣の熱演も話題になった。古賀さんに「世界、景色を変えていただけた作品」という「かぐや様」への思い、アフレコについて聞いた。

 ◇大役にプレッシャー いろいろな自分を見つけることも

 「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」は、赤坂アカさんのラブコメマンガ。秀才が集う秀知院学園を舞台に、プライドが高く「自分から告白したら負け」と互いに考えている生徒会副会長の四宮かぐやと生徒会長の白銀御行が、いかに相手に告白させるかに知略を巡らせる姿を描いている。テレビアニメ第1期が2019年1~3月に放送されたほか、同年9月に人気グループ「King & Prince」の平野紫耀さんと女優の橋本環奈さんが出演する実写映画も公開された。

 古賀さんにとって「かぐや様」は単独初主演の作品となった。アニメ化前から原作が人気だったこともあり、プレッシャーも大きかったという。

 「最初に出演決定のご連絡を受けたときは、ものすごくうれしくて、外だったにもかかわらず『やったー!』と叫んでしまいました。時がたつと、実感が湧いてきて、大丈夫かな? しっかりやらないと……とプレッシャーも感じるようになりました」

 古賀さんは「かぐや様」の活躍もあり、「第14回 声優アワード」の主演女優賞にも選ばれた。「かぐや様」は、古賀さんにとってかけがえのない作品になった。

 「ありがたいことです。私の名前を知っていただける大きなきっかけにもなりました。『かぐや様』を見ていました!と言っていただけることがすごく多かったんです。かぐやを演じることで、見える世界、景色が変わりました。いろいろな自分を見つけることもできました」

 ◇声優陣の熱演 言葉の一つ一つを大切に

 原作は、会話劇が魅力の一つだ。かぐやを含めたキャラクターのせりふ量が多く、モノローグも多い。アニメで会話劇を魅力的に見せるには、声優陣の力量が試されるが、アニメならではの会話劇が見事に表現された。

 「第1話からせりふがすごくて、モノローグも多かったんです。皆さんにアドバイスをいただきながら、第1話でしっかり土台を作ることができました。原作者の赤坂先生に現場で教えていただけることもたくさんありました。音響監督にディレクションしていただき、心の中の声、表に出す声を差別化したり、言葉の一つ一つ、音の高さ、低さを意識できるようになったんです」

 声優陣の熱演もあって、「かぐや様」らしい会話劇は成立した。

 「温かい雰囲気でリラックスした収録でした。皆さんがアドリブを入れるので、笑いをこらえるのが大変で……(笑い)。皆さんがどんどん挑戦していき、相乗効果でどんどん面白くなるんです。皆さんの演技を見て、学ぶことばかりで『ここまではじけていいんだ! 私もやってみよう!』となり、毎回が挑戦でした。一人で練習しているときには、分からなかったことに気づけたり、他のキャストの演技をこういう感じなのかな?と考えていても、全く予想外のものが飛び出してきたり……。絶対に置いていかれないぞ!という気持ちでアフレコに臨んでいました。コメディーだけでなく、シリアスな部分もありますし、いろいろなお芝居ができて、すごく勉強になりました」

 会話劇の中で生まれる名ぜりふの数々も印象的だ。中でも、白銀の妄想でかぐやが放つ「お可愛いこと」が話題になった。第1期でも毎話のように登場したせりふで、毎回トーンが異なる。数ある名ぜりふの中でも「お可愛いこと」は、古賀さんにとって特に印象的だったという。

 「『お可愛いこと』は、かぐやにとってイコールにもなるようなせりふ。第1話で何度もテークを重ねました。さげすむ感じ、かわいそうな感じ、少し笑ったり、少しずつニュアンスを変えていました」

 ◇第1期以上のものを!と気合

 第2期には、新キャラクターも登場する。かぐやの演技にも変化があるという。

 「第1期に比べて、いろいろな感情を出すようになりました。第1期を経て、周囲の人との絆や信頼を深め、少しずつ素直になったり、心の成長が見られるんです。会長との関係性も変化があります。イチャイチャ度が上がったり(笑い)。後輩に対しても先輩として接しようとするところがあり、物語の根底は変わらないのですが、他のキャラクターも含めてそれぞれ成長しています。キャラクターの関係性が変化したり、いろいろなキャラクターによりスポットが当たったりするので、そこも楽しみにしてください! 新キャラクターによって生徒会が変わっていきます。感動のエピソードもあります。すべてのキャラを愛していただけるとうれしいです!」

 「第2期だからといって余裕なんて全くありません! 第1期以上のものを!と気合が入っています」と語る古賀さん。第2期も声優陣の熱演が期待できそうだ。