藤森慎吾さんが主演するParaviのオリジナルドラマ「ネット興亡記」の一場面(C)「ネット興亡記」製作委員会

 日本経済新聞電子版で人気の連載企画「ネット興亡記」が、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でドラマ化され、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」(オリラジ)の藤森慎吾さんが主演を務めることが4月5日、明らかになった。藤森さんはドラマ初主演で、新聞記者を演じる。バラエティーなどで見せる“チャラ男”を封印して演じているといい、原作者で日本経済新聞の杉本貴司記者は、「撮影現場ではバラエティー番組などで僕たちがよく知る『チャラ男』とはひと味違う藤森さんがいました」と語っている。ドラマは4月29日から毎週水曜に配信。全5話。

 「ネット興亡記」は、1990年代に日本の本格的なインターネットの普及と共に次々と現れたIT起業家たちの挑戦や苦悩に迫るビジネスノンフィクション。2018年7月に一度連載を終了したが、その後も話題になり、外伝、完結編を含めると全52回の長期連載となった。

 今回は、連載から厳選した回を連続ドラマ化。連載企画の担当記者・杉山を演じる藤森さんは、ドラマの出演が決まったときのことを「主演です!というマネジャーの言葉からすぐさまドッキリ企画の何かだ、と思いました」と振り返り、「現実にあってよかったです。ありがたい。本当に……」とコメント。

 役作りについては「日経新聞の記者さんって聞いてお堅い感じなのだろうな〜、と思っていましたが、実際にご本人にお会いしたとき、とても柔和で笑顔がすてきな方だったので、あまりカッチリしなくてもいいのかなあ〜と思いました。でも、取材に関しては誰にも負けない情熱を持っている。そんな男を演じてみようと思いました」と話している。そして、「スマホ、インターネット、当たり前にそれは存在しているけれど、それがどうやって日本に持ち込まれ、普及していったかはほとんどの人が知らない。決して当たり前ではなかった当時の男たちの壮絶な戦いを刮目(かつもく)せよ!」と見どころを語っている。

 ◇原作・杉本貴司記者のコメント

 インターネット産業の創世記を彩る起業家たちの物語。そこには知られざる苦難や葛藤がありました。彼らはそれをどう乗り越えてきたのか。経営者は孤独ですが、彼らには必ず志を共にする仲間や先達がいました。あたかも幕末の志士たちが志をたたかわせて、新しい時代を目指したように。日経電子版「ネット興亡記」ではそんな物語を描いてきました。そして、主人公の杉山記者を演じる藤森慎吾さん。撮影現場ではバラエティー番組などで僕たちがよく知る「チャラ男」とはひと味違う藤森さんがいました。乞(こ)うご期待です!

 ◇鈴木宏昭チーフプロデューサーのコメント

 「ネット興亡記」の魅力は、インターネット創世記に新しいビジネスに挑戦した起業家たちの物語を、人を視点に生き生きと描いていることです。思わず「へえ、知らなかった」というエピソードがちりばめられ、私たちが使っているヤフーやLINE、メルカリなどが登場した裏側に、開発に懸けた熱い思いや起業家たちの意外な交流が存在していたことを知ることができます。今回のドラマ化では、起業家本人の証言も交えながら、記事とは違う新しい「ネット興亡記」をお届けします。