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【この記事のエキスパート】
私立高校英語教師:石ヶ谷洸大(K)
英語学習開始時、「副詞」と「形容詞」の区別がつかないレベルだったが日々勉強を続け、数ヶ月でTOEIC900点を突破。
その後、英検1級に合格。
TOEIC LR で、それぞれL495点・R495点を達成。現在は私立高校英語教師。
英語の辞典には電子版と紙の辞書がありますが、紙の辞典ならではのメリットは、一度に目に飛び込んでくる情報量の多さにあります。ここでは、英語の勉強に役立つ和英辞典の選び方と、小学生から社会人までそれぞれの年齢にあったおすすめの商品をご紹介します。
語彙・文法の基礎からビジネス英語対応まで
和英辞典の選び方
英語の語学勉強をするうえで、一冊はもっておきたい和英辞典。しかし、和英辞典にもたくさんの種類があるため、どのように選んだらいいのか迷う方も多いと思います。
自分に合う和英辞典を選ぶために、選び方のポイントを確認していきましょう。
使う人で選ぶ
まず、学習用の和英辞典を選ぶうえで重要なのは、使う人の目的や年齢に合わせることです。英語能力を伸ばすためには、使用者にとって理解しやすい和英辞典を選ぶ必要があり、年齢によって適するものが変わってきます。
小学生にはイラストが多くて理解しやすいものを
小学館『プログレッシブ 小学和英辞典』:
小学校ではじめて英語を学ぶ子どもも多いでしょう。最初に英語に対して苦手意識をもってしまうと、英語に興味がわかなくなってしまい勉強もつらくなってしまいます。
小学生には、楽しみながら英語の勉強に取り組める和英辞典を選びましょう。イラストが多くカラフルであれば、子どもたちも手に取りやすく、学ぶ意欲を刺激してくれるでしょう。楽しみながら英語を覚えていけることが大切です。
中学生には文法・基礎的な語彙が学べるものを
ベネッセ『Challenge 中学和英辞典 第2版』:
中学生では、英語の基礎をしっかりと学べるものがおすすめです。わかりやすく単語の意味が書かれていることはもちろん、単語の例文や会話形式の文なども見やすく掲載されていると勉強もはかどるでしょう。
単語の収録数に関しては、中学校の基礎単語数3万~6万語程度の単語数を調べられる辞典であれば、中学校生活3年間を通して使うことができます。
高校生には単語や表現の知識が学べるものを
学研プラス『スーパー アンカー和英辞典 第3版 新装版』:
高校生になってくると、大学受験を視野に入れた英語の勉強を取り組むことが必要です。大学受験に出題されやすい単語や時事用語などがしっかりと掲載されている辞典を選びましょう。
辞書の中には受験に出題されやすい単語にマークが付けられ、わかりやすい工夫がされたものもあります。単語数は、6万~10万語程度収録されたものがおすすめです。大学生になってからも使えるよう大学生向けのものを購入するのもいいでしょう。
社会人にはビジネスシーンでも使えるものを
さくら舎『難訳 和英 ビジネス語辞典』:
社会人になると英語の勉強理由もさまざま。ビジネスで英語を使う方や、資格習得のために学びたいという方は、ビジネス用語の英単語が多数掲載されている辞典を選びましょう。特定の職種でビジネス英語を活用される方は、その分野の専門用語が多く取り上げられている辞書を選ぶことが大切です。
アメリカ・オーストラリア・イギリスなど、同じ英語圏であっても微妙にニュアンスが変わってきます。インターナショナルな英語を取得したい方は、語句だけでなくニュアンスの違いも説明されている辞書がおすすめです。
項目数・語数で選ぶ
和英辞典を選ぶうえで、項目数や語数も重要となります。
ご自身が英語にどれほど慣れているかによって選び方は変わってきますので、くわしく見てみましょう。
英語に慣れていない方は少なめの辞書を
英語を学びはじめたばかりの方は、項目数や収録語句が少なめがいいでしょう。英語に慣れていないのに、多くの項目数や語数がある辞書を選んでしまうと混乱してしまう可能性があります。
英語への興味を高めるためには、基礎を重点的に学ぶことが大切。重要な語句がわかりやすい辞書を活用して、英語の勉強をはじめてみましょう。
英語に慣れている方は情報量が多めの辞書を
三省堂『初級クラウン和英辞典 第11版 シロクマ版』:
英語に慣れていて「英語能力を向上させたい!」という英語学習者は、幅広い表現や単語を学ぶために項目数や単語数が多い辞書を選びましょう。
項目数や単語数が少ない辞書だと、知りたい単語があっても載っていない場合もあります。情報量が多い辞書は買い替えする必要がなく、長く使えるので重宝するでしょう。
コーパスにもとづいているか確認
三省堂『ウィズダム和英辞典 第3版』:
和英辞典を選ぶ際、コーパスにもとづいているかという点も重要となります。コーパスとは、新聞・本・雑誌などの内容や話し言葉などの膨大な用例を整理し、分析したデータのことです。
コーパスにもとづいて作成された和英辞典は、より実用的で自然な使い回しの英語が載っています。ネイティブに通用する実用性の高い英語を身につけたい方は、ぜひチェックしてみてください。
発音の記載方法で選ぶ
和英辞典の単語の発音は、カタカナ表記と国際発音表記の2種類の記載方法があります。英語の習得レベルによってどちらが適しているのか変わってくるので、自分に合った発音の記載方法について見てみましょう。
英語をはじめたばかりの人は「カタカナ表記」
小学生や中学生、英語初心者のうちはわかりやすいカタカナ表記がおすすめ。慣れ親しんでいるカタカナなので、単語の発音を理解しやすく、話す楽しさを味わいやすいでしょう。
デメリットとして、英語にはカタカナで表現できない発音があるため、間違った発音を覚えてしまうこともあります。カタカナ表記の辞書を使うときは、CDなどでリスニングもおこなうといいでしょう。
正確に発音を確認したい方は「国際発音表記」
小学館『ドラえもん はじめての英語辞典 第2版』:
英語にある程度慣れてきて正確な発音を覚えたい方は、国際発音表記が記載された和英辞典を購入しましょう。発音記号を覚えることで英語の発音がより正確になります。
特殊な記号を覚える必要がありますが、一度覚えてしまえば発音を容易に調べられます。
付録の内容で選ぶ
和英辞典にはCDや英単語カードなど、英語の勉強を助けてくれる付録が付いたものもあります。
とくに、小学生や英語の勉強をはじめたばかりの方は、付録の有無で選ぶのもいいでしょう。なにからはじめればいいかわからない初心者でも、英語勉強に取り掛かりやすくなります。
リスニング力を鍛えるなら音声データ付き
学研プラス『ミッキー! これ英語でなんていうの? 和英じてん 第2版』:
正確な発音やリスニング力を鍛えるには、実際の発音を繰り返し聞くことが大切です。耳で聞いて、分からない単語を辞典で調べればどんどん英語の能力が伸びていきます。
さまざまな勉強方法を試してみることで、飽きることなく楽しく学び続けることができるでしょう。
暗記力を鍛えるなら英単語カード付き
学研プラス『新レインボー小学英語辞典 小型版 オールカラー』:
英語の勉強では、単語を覚えることが重要です。英単語カードがついた和英辞典なら、単語の勉強もしやすくなるでしょう。
付録のカードにはイラストが書かれていたりして楽しく覚えられるものもあるので、自分のレベルにあった付録を選んでください。
私立高校英語教師によるアドバイス
目的に合わせて選ぼう
【エキスパートのコメント】
まずは自分の目的にあったものを購入するのがいいでしょう。たとえば、英字新聞を読むという目的なのに「中学生」「小学生」の分野から選ぶのはミスマッチを生みます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)