Q-Successから2020年4月のWebサイト向けCMS (Content Management System)のシェアが発表された。2020年4月はCMSを使っていないサイトの割合が増加した。

これまでQ-Successの調査では長期にわたって、CMSを使っていないサイトの割合は減少傾向にあった。2020年4月のように、CMSを使っていないサイトの割合が増加するのは珍しい。これが今回だけの傾向なのか、今後も続くのか、動向が注目される。

製品別に見ると、WordPress、Joomla、Squarespaceがシェアを減らし、Bitrixがシェアを増やした。WordPressはシェアを減らしたものの、それでも第2位のJoomlaの15倍ほどのシェアを確保しており、大きな影響力を持っている。

  • 2020年4月Webサイト向けCMSシェア/円グラフ

    2020年4月Webサイト向けCMSシェア/円グラフ

  • 2020年4月Webサイト向けCMSシェア/棒グラフ

    2020年4月Webサイト向けCMSシェア/棒グラフ

  • Webサイト向けCMSシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサイト向けCMSシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

順位 CMS 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 None 43.4% 42.7%
2 WordPress 35.7% 35.9%
3 Joomla 2.4% 2.5%
4 Shopify 2.1% 2.1%
5 Drupal 1.6% 1.6%
6 Squarespace 1.4% 1.5%
7 Wix 1.3% 1.3%
8 Bitrix 1.0% 0.9%
9 Blogger 0.9% 0.9%
10 Magento 0.8% 0.8%
11 OpenCart 0.5% 0.5%
12 PrestaShop 0.5% 0.6%
13 TYPO3 0.4% 0.4%
14 Weebly 0.3% 0.3%
15 Adobe Dreamweaver 0.3% 0.3%
16 Progress Sitefinity 0.2% 0.2%
17 Bigcommerce 0.2% 0.2%
18 GoDaddy Website Builder 0.2% 0.2%
19 DataLife Engine 0.2% 0.2%
20 FrontPage 0.2% 0.2%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。