女優の片平なぎさが主演するサスペンスドラマ『赤い霊柩車』シリーズの最新作『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車38結婚ゲーム』が、あす3日(20:00~21:49)に放送される。

  • 片平なぎさ(左)と神田正輝=フジテレビ提供

1年半ぶりとなる今回の放送は、山村美紗の原作『結婚ゲーム』を初めて映像化。「孤独」をテーマに、おなじみの京都・祇園を舞台に愛憎劇が繰り広げられる。

石原明子役の片平と、明子のフィアンセ・黒沢春彦役の神田正輝がコメントを寄せた。

――最初に台本をご覧になった際の印象は?

片平:主軸の人間たちが変わらない安定した設定の中で、時代は確実に令和を迎えているんだなぁ~と。出会い系サイトの怖さを感じましたね。

神田:インターネットを通じての人との出会い。昭和・平成・令和と時代が変わっていくに伴って、さまざまなことが変化していきますね。たくさんの人との出会いがある反面、“心”があまり通わないような気もします。いろいろなことが便利になったり、手軽になったりするのはとても有り難いことですが、それと同時に古い時代の生活も大切にしたいと思いました。

――昨今のSNSの普及により、以前より簡単に人と出会えるようになった一方、ただそれぞれの関係性はきわめて希薄、たくさんの人とつながっているはずなのに、結局のところ孤独を感じてしまう…。一見、矛盾しているこういった現代社会における新しい人間関係(問題)が今作では描かれているが、2人の中で何か感じになられた部分はあったか?

片平:人との出会いのキッカケは多種多様です。「何がダメ!」とは言えませんが、大切なのは出会ってからの見極めと、「その人と深い絆を築けるか?」ですよね。

神田:SNSでの出会いも、もちろん立派な出会いですし、時代の変化によって社会も変化するのは当然だと思います。ただ、僕は昔ながらの人間なので、やはり会話をすることで人間関係を築いていきたいですね。

――今回のゲストとして、竜雷太さん、矢田亜希子さん、河相我聞さん、渚あきさん、小野真弓さんなどが出演。共演された中で、何か印象に残ったエピソード、シーンなどはあったか?

片平:竜さんと神田さんが『太陽にほえろ!』のゴリさんとドックになって、楽しそうに昔話をされている姿がとてもほほ笑ましくて、私までうれしくなりました。

神田:竜雷太さんと久しぶりにお会いして、『太陽にほえろ!』時代を思い出しました。お互いにこのような役を演じるようになったんだなと思うと、歳月の流れを実感しました。

――そのほか、撮影中の裏話などがございますか?

片平:大村崑さんはライザップで! もみちゃん(山村紅葉)は企画番組でエステダイエット! 私もダイエットドリンクでマイナス4.5kgに成功! 久しぶりに石原葬儀社が若返った!?

神田:歴代の『赤い霊柩車』シリーズと同じ場所で撮影をするシーンがいくつかあるのですが、街が少しずつ変化していると感じました。特に京都では外国の方が非常に多く訪れており、伝統的な京都の街並みの中で外国語が飛び交ってましたね。いろんな方に日本の文化を知っていただく絶好の場所ですし、日本人も日本を学べる。改めて京都の魅力を認識しました。

――38作品目となった今でも引き続き若々しいお2人ですが、普段から心がけていらっしゃることはなにかございますか?

片平:食事も運動も日々のスキンケアも小さなことをコツコツと!って感じです。でも、いちばん大切なのは、ストレスをため込まない!ということでしょうか。

神田:次の仕事のスケジュールや内容を考えて、好きなことを好きなだけやることですかね。

――最新作を心待ちにしてくださっている『赤い霊柩車』ファンのみなさまにメッセージをお願い致します。

片平:ここ数年は作品の間隔が空いてしまっていますが、みんな元気に頑張っています。『赤い霊柩車』第40話まであと2本! 応援してください!

神田:皆さまのおかげをもちまして、38作目を迎えることができました。長く続いている作品ではありますが、毎回新鮮な気持ちで撮影に取り組んでいます。今作は今までとは少し違ったイメージで、現代社会の人間関係が1つのテーマとなっているストーリーです。視聴者の皆さま方にも『赤い霊柩車』の世界観に入りこんでいただけるとうれしいですね。ぜひ、ご覧ください!!

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