白いクラウンのキャッチコピーで売り上げを伸ばした3代目クラウン 凄いのは色だけではなかった|70年式 トヨタ クラウン デラックス Vol.2

クラウンの魅力的な点は色だけではない。米国自動車安全基準20項目中19項目を満たし、国際商品として通用する安全性を実現したのだ。

 また、機構面においては、MS41クラウンまで使用され好評だったX型フレームを捨て去り、新設計のペリメーター・フレームが導入された。ストレスのかかる部分を重点的に補強したシンプルで軽量なフレームは、その後7代目のMS120クラウンまで使われ続けた。


内装においてもAM/FMオートチューナーの採用、オプションで選択可能なエアコン、上級グレードのみながら装着可能なパワーステアリングなど快適装備が満載。

まさに王冠の名にふさわしい高級感あふれるハイオーナーサルーンのイメージを作り上げることに成功した。


 69年9月にはマイナーチェンジが実施され、フロント形状が大きく変わる。グリルとヘッドライトの上部がフラットになり、もともと直線的なデザインのMS50をいっそう直線基調になった。


ボンネットの裏もキレイに塗り直された。エンジンが映り込んでいることからも、その美しさが分かる。



トランクルームも新品同様に。内側に飛び出して見えるのは、新しく付け替えられたリアランプの配線。



エンジンルームのクリアランス不足からスペースを探してねじ曲げられたエアクリーナー。



コンソールボックスの後ろに設置された灰皿とシガーライター。高級車ならではの装備。



ペリメーター・フレームの採用でキャビンスペースが先代より広くなり、後席のヘッドクリアランスに貢献。

掲載:ノスタルジックヒーロー 2011年12月号 Vol.148(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)