◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
ガーデニング研究家:はたあきひろ
1967年生。兵庫県西宮市出身。1991年に大手住宅メーカーに入社し、研究所(造園研究室)、マンション事業、本社設計部などを経験。現在は独立し、人と人、人と自然の繋がりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』を設立。
奈良市で草屋根の家に暮らしながら、家族5人分のお米と野菜をつくり、自給生活を送る。NHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」では、野菜づくり講師として10年間毎月出演。NHK出版WEBサイト「みんなの趣味の園芸」でブログ担当。YouTubeチャンネル「園芸研究家はたさんの野菜づくりチャンネル」を発信。
斧での薪割りは力も技術も必要で、扱い方を誤るとケガなどの危険がともないます。そんなときに便利なのが、薪割り機です。薪割り機を使うことで、斧では割れなかった木材も割ることが可能になります。この記事では、薪割り機のおすすめ商品と選び方をご紹介します。
薪割り機の稼働方式
薪割り機には、手動タイプ・電動タイプ・エンジンタイプの3つの稼働方式があります。使う場面や状況に応じて稼働方式を選ぶようにしましょう。
手動タイプ:どこでも使えて静か
手動タイプはどこでも使えて、音も静かな薪割り機です。長いレバーを動かして、セットした丸太を刃に押し当てて割る仕組みの薪割り機、ペダル式でスイッチを足で踏むだけで割れる薪割り機などさまざまです。
電源がない場所でも使うことができます。自分のペースで必要な分だけ薪割りができたり、場所を選ばずに使用できる点は魅力ですね。
電動タイプ:コンセント電源でラクラク薪割り
電動タイプは、電気を動力にして稼働するすぐれものです。丸太をセットするだけで薪割りをしてくれます。サイズも小さく、家庭でも使いやすいタイプの薪割り機なので、たくさんの丸太を薪にする必要があるときも、かんたんにできます。
作業時間自体は、手動タイプとあまり変わりませんが、体の疲労度には大きな差があります。
エンジンタイプ:大型でパワフルに薪割りできる
エンジンタイプはパワーも強く、コンセントがない場所でも使用することができます。ガソリンで動くエンジンので、本体自体の価格は高価ですが、その分パワーは強力です。
たくさんの薪を短時間で量産することができるため、ふだんから薪を使用する方におすすめ。ただし、エンジンタイプの薪割り機は作動音が大きいので、家が密集している場所などでは、近所迷惑にもなるので使用場所には注意しましょう。
薪割り機の選び方
それでは、薪割り機の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】パワーや破壊力
【2】安全性
【3】割れる薪のサイズ
【4】薪を置く向き
【5】アタッチメント
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】パワーや破壊力をチェック
薪割り機によって、パワーは大きく異なるので、破壊力や破砕力といった項目を確認し、薪にしたい木材の直径によって薪割り機のパワーを選ぶようにしましょう。
なお、直径30cm以下の木材なら6トン以下、それより大きい木材には7トン以上のパワーが目安です。パワーが小さいほうが、部品の取り外しや操作もかんたんです。
直径30cm以下の木材なら6トン以下で充分!
直径30㎝以下の木材なら、6トン以下の薪割り機で充分です。薪割り機のパワーが小さい分、薪割り機自体も小さく、軽量のものが多いので、誰でもかんたんに使うことができます。
スギやヒノキなどの針葉樹は割りやすいので、6トン以下の薪割り機でもキレイに割ることができます。部品の取り外しや手入れもかんたんなので、機械が苦手な方や女性が使うときにおすすめです。
直径30cm以上の木材には7トン以上のものを選ぼう
直径30cm以上の木材を薪にするなら、7トン以上の薪割り機がおすすめです。破壊力の数字が大きくなるにつれて、カットできる薪の太さや厚さも大きくなっていきます。
木にはコブがついていることがあり、硬いのでパワーの低い薪割り機ではカットするのが難しくなっています。7トン以上のものだと、コブがあってもかんたんにカットして薪を作ることができます。
【2】安全性をチェック
薪割り機は、それなりに重量があり、刃が使用されているので、必ず安全性をチェックしましょう。誤作動防止のフットペダルつきや、落下防止フレームつきなど、薪割り機を安全に使用できる機能がついているかは重要なポイントです。
誤作動防止のフットペダルつき
誤作動防止のフットペダルは、スイッチを入れてもフットペダルを踏まないと作動しないようになっています。薪割り機を使用する際は、まわりに充分注意して使用する必要がありますが、不意にレバーに触れて動いてしまうこともないとは限りません。
なので、安全のためにも電動式の薪割り機を購入する場合、誤作動防止のフットペダルがついているかを事前確認しておく必要があります。
木材の落下で怪我をしないための落下防止フレームつき
カット前の木材は形がいびつなものも多く、不安定になりがちです。横割りタイプだと転がる危険があり、縦割りタイプはバランスを崩してしまう危険があります。
木材が落下してケガをしてしまう可能性があるので、落下防止フレームがついているタイプの商品を選ぶようにしましょう。落下防止フレームは木材を固定してくれるため、安全に薪割りができるようになります。
【3】割れる薪のサイズをチェック
セットできる木材のサイズは、薪割り機ごとに異なります。扱う木材のサイズは必ずチェックしておくことが大切です。木材の長さはもちろん、直径も関わってくるのでどちらも確認してから薪割り機を購入してください。
木材のサイズ表記は、破砕長さや破砕太さ、破砕祭壇寸法、破砕力などメーカーごとに名称が異なるので、注意しましょう。
【4】薪を置く向きをチェック
木材を置く向きは、縦と横と斜めの3つの向きがあります。ここでは、それぞれで割りやすい木材のタイプや特徴、メリットがあるので紹介していきます。
割る予定の木材に合わせて薪割り機を選ぶことで、薪割りがよりかんたんにできるようになるので選ぶときの参考にしてみてください。
大きくて重い木材なら縦割りタイプ
大き目の木材を割るのであれば、縦割りタイプの薪割り機がおすすめです。縦割りタイプの薪割り機は、薪割りをするときにしゃがみこんだりする必要もないので、体への負担が小さいのが特徴です。
コブつきの木材も縦割りタイプだとかんたんにカットできます。
安定した状態で木をセットできる横割りタイプ
木材を割る都度持ち上げてセットする必要がある横割りタイプの薪割り機は、あまり大きな木材には向いていません。それほど大きくない木材を数多く割りたい方におすすめです。安定した状態で木材をセットできるといったメリットもあります。
丸太をおくのに便利な斜め型タイプ
丸太の置きやすさをなによりも重視したい方におすすめなのが、斜め型タイプの薪割り機です。しかし、家庭用として市場に流通しているのは横型の商品が多いので、少しだけ選択肢が狭まってしまう可能性もあります。
【5】アタッチメントをチェック
アタッチメントを使用するメリットは作業の効率アップです。アタッチメントを使用すると、木材を1度で4分割することができ、手間が省けます。
分割できる数が増えるだけでなく、パワーアップできるアタッチメントもあります。アタッチメントをつけることで、破砕力がプラス1~2トンになる場合も。力不足を感じている方は1度アタッチメントをつけてみてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)