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【この記事のエキスパート】
整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター:坂口 愛
「片付けなくてもいい住まいの収納計画」DRAWER DESIGN坂口愛です。
日々の片付けに追われることがない住まいと暮らしのアイデアを探求し「幸せな笑顔・夢の実現」をコンセプトに独自のロジックによる「必ず片付く数の法則」「片づけなくてもいい住まいの収納計画」を提案。保有資格は整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター・ライフスタイルプランナーを保有。 住まいづくりと経験を活かした暮らしに彩を与えるエッセンスをお伝えしています。セミナー講演、収納モデルルーム設計など、全国にて活動中。
デスクマットは仕事や勉強をする際、ボールペンなどで字を書く際に書きやすくなったり、下に書類を入れておけるなど、あると快適に作業ができる便利なアイテムです。本記事では、デスクマットの選び方とおすすめ商品をご紹介。ぜひ参考にしてくださいね。
デスクマットを使うメリット
ミワックス デスクマット 900×600mm スタンダード ダブルタイプ SD-960W:
デスクマットには机をキズや汚れから保護するという役割以外にも3つのメリットがあります。第一にデスクマットを敷くと、筆記具の使い心地がUPします。また、書類に印鑑を押しやすくなります。
そして、デスクマットは筆記具や印鑑を使いやすくするだけでなく、その下に書類やメモを挟んでおくことも可能です。大切な書類やメモを汚れを防ぎながら、見やすく保管できるのはとても便利です。
デスクマットの選び方
それでは、デスクマットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】マットの素材と硬さ
【2】非転写加工のタイプ
【3】透明度
【4】厚さ
【5】サイズ
【6】下敷きの有無
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】マットの素材と硬さをチェック
筆記具は大きく、ボールペンや万年質などの「硬質」、クレヨンや鉛筆などの「軟質」に分けられます。それぞれの筆記具にあう、マットについて解説していきます。
▼ボールペンなどの使用頻度が高いなら、軟質のデスクマット
PLUS(プラス)『ななめカット デスクマット(再生塩ビ) OAタイプエコノミー シングルタイプ(DM-010FS)』:¥ 1,199 ( 2023年8月29日時点 )
ボールペンや万年筆のような硬質の筆記具には、厚みがあって軟質のデスクマットが合っています。かたい机でボールペンを使うと、先端が引っかかったり、インクがかすれたりする場合があります。
その点、クッション性のある軟質のデスクマットを使うと、書き味がよくなります。たとえば、PVC素材やオレフィン系素材のものを使うのがおすすめです。
▼鉛筆の使用頻度が高ければ硬いデスクマット
IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)『デスクマット E』:¥1,978 ( 2023年8月29日時点 )
鉛筆やクレヨンなどの軟質の筆記具には、硬質のデスクマットがおすすめ。硬質素材の代表格といえばアクリル製で、サラサラとスムーズに書けるのが特徴です。
硬質のデスクマットがあれば、鉛筆やクレヨンなどで紙に絵を描くのが好きなお子さまも喜ぶと思います。
【2】非転写加工のタイプをチェック
デスクマットにコピー用紙などのインクが移ってしまい、こすっても落ちなくなることがありますよね。また、デスクマットに印刷物を長期間おくと、どうしてもインクが転写されてしまいがちです。
デスクマットの非転写加工タイプには「両面非転写」と「片面非転写」があるので、それぞれ解説していきます。
▼パソコン作業がほとんどの方は「片面非転写」
セントラル スカイマット サニーマット(アクリル製) 1050×720mm NO.5:¥8,746 ( 2023年8月29日時点 )
パソコン作業がほとんどで机上で紙の書類をあまり使わない方、紙の書類を使う仕事はするけれど、デスクマットの下に書類を入れない方は、両面非転写よりも比較的安い「片面非転写」のデスクマットがおすすめです。
▼机上でインクを使った作業をする方は「両面非転写」
プラス デスクマット 透明 マウス対応 両面転写軽減 600×450mm 斜めカット 41-046:¥974 ( 2023年8月29日時点 )
デスク上で印刷物やインクを使った作業が多く、なおかつマットの下にも印刷物をはさみたい方には「両面非転写」のデスクマットをおすすめします。
「両面非転写」は価格が高めですが、使うことでコピー用紙やそのほかの印刷物のインクがマットに移るのを軽減してくれます。やはり、デスクマットは長くきれいな状態で使いたいものですよね。
【3】透明度をチェック
デスクマットの透明度はおおまかにわけて、クリアな「透明タイプ」とすりガラス調でくもったように見える「半透明タイプ」があります。
「透明タイプ」と「半透明タイプ」はそれぞれ長所と短所があり、どこを重視するかで選ぶべきタイプが異なるので、作業環境にあった透明度のデスクマットを選んでみてください。
▼マット下に書類を入れる方は「透明タイプ」
ミワックス デスクマット 600×450mm スタンダード シングルタイプ SD-645S:¥927 ( 2023年8月29日時点 )
マット下に書類を入れて使う方は、書類やメモに書かれた文字がはっきりと見える「透明タイプ」をおすすめします。お子さんが使うなら、時間割や行事予定、好きなイラストなどを挟んでおくのもいいでしょう。
お子さまの場合は、世界地図や掛け算の九九表などを入れておくことで、勉強の意欲をUPさせることもできるでしょう。好きなイラストや写真などを挟むと、机に向かうのが楽しみになりますよね。
ただし、表面がテカりやすく、表面がべたべたしやすいという難点があります。
▼表面のベタつきや反射を抑えたい方は「半透明タイプ」
ライオン事務器 デスクマット 1390×590mm No.146-PRM グリーンマット付:¥7,618 ( 2023年8月29日時点 )
半透明タイプのデスクマットはおもに2つのメリットがあります。ひとつは光沢がないので、蛍光灯や太陽の光が反射することがありません。そのため集中して作業ができます。
もうひとつのメリットは、表面がサラサラしていて肌に貼りつきにくいところです。とくに汗をかきやすい夏場などは、比較的快適に作業できそうです。
難点としては、下に入れた書類などの文字が、透明タイプに比べて読みにくいということです。
【4】厚さをチェック
デスクマットは、基本的に厚みがあると弾力性や柔軟性にすぐれています。柔軟性の高いマットはボールペンなど硬質の筆記具に向いています。
また、厚みがあれば必然的にクッション性があり、少ない力でキレイに印鑑を押せるので、印鑑を押す機会が多い方にもおすすめです。デスクマットが1枚あるだけで、作業時間は大幅に短縮するはずです。
ちなみに、1.7mm以上を厚手、1.2mm以下を薄手と分類することが多いようです。
▼硬質の筆記具で抜群の書き味を求めるなら1.7mm以上
ミワックス デラックスマット/デスクマット 【2.5mm厚/450mm×300mm】 環境配慮タイプ 日本製 D-3:¥3,077 ( 2023年8月29日時点 )
1.7mm以上の厚手のデスクマットはボールペンなどでスムーズに字を書けます。柔軟性や弾力性があるため、使用感がなめらかです。
また、厚手のマットは薄手のものと比べ、机のキズや汚れの防止により効果的があるので、机の使用頻度が高い方におすすめします。ただし、厚手になるほど金額は高くなる傾向があります。
▼コストを抑えたい場合は1.2mm以下
ミワックス 『SDスタンダードデスクマットシングルタイプ』:¥1,918 ( 2023年8月29日時点 )
デスクマットはほしいものの、価格が高いのは困るという方には、1.2mm厚以下の薄手タイプをおすすめします。ただし、薄手タイプは机を保護する能力は多少劣るため、たとえば、強い筆圧で字を書いたり、うっかりカッターでも使おうものなら、すぐ下の机にキズがつく可能性があるので、注意しましょう。
1.2mm厚のデスクマットは、鉛筆やクレヨンなど軟質の筆記具でお絵描きをするお子さまにおすすめの商品です。
【5】サイズをチェック
エレコム マウスパッド デスクマット 超大判 ブラック MP-DM01BK:¥1,082 ( 2023年8月29日時点 )
サイズに関しては、デスクの保護も視野にいれるかどうかで分かれてきます。デスクの保護も目的ならデスク天板のサイズを最大として、できるだけ大きめなサイズを、そうでなければ、各自の作業スペースに合わせて選ぶとよいでしょう。
デスクでパソコンを使う場合はマウスの操作も考慮しなければなりません。デスクマットがマウスパッドを兼ねる製品などもあるので、そういった製品も検討していきましょう。
【6】下敷きの有無をチェック
コクヨ デスクマット 軟質(再生オレフィン系樹脂) 下敷付 1387×687 マ-847NM:¥7,656 (¥0 / mm) ( 2023年8月29日時点 )
デスクマットと机の間に挟むものが多くあるなら、下敷きがあるタイプがおすすめ。上に入れた紙などがずれにくいよう、滑り止めの加工がされています。そのため、資料などをキレイに並べることができ、ストレスになりません。
もし、下敷きがないタイプのデスクマットに紙などを多く挟むと、ずれてしまうことがあり、それをいちいち直す手間がかかってしまいます。
なお、お子さまの年齢にあうデスクマットを引いておけば、机に向かう抵抗感がなくなり、勉強をする習慣のサポートをしてくれるかもしれません。
(★)ポイント:パソコン用のマウス対応のデスクマットが便利!
エレコム マウスパッド デスクマット 超大判 ブラック MP-DM01BK:¥1,082 ( 2023年8月29日時点 )
マウスの高額技術が進歩しているのでマウスパッドがなくても操作ができる場合も増えていますが、より正確に、そして快適に使っていく上ではマウスパッドは便利です。ですが、デスクマットの上にマウスを置けばいいのか、デスクマットのサイズを小さめにしてマウスパッドを別に置くのかを悩まなくてよいのが、マウスに対応したデスクマットです。大きめのマウス対応デスクトップなら机全体で操作できるので、とても快適です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)