タレントの伊集院光が30日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜8:30~)で、新型コロナウイルスに感染し、入院中だったタレントの志村けんさんが亡くなったという速報を受けて、志村さんについて言及した。

伊集院光

番組の途中に訃報が伝えられると、伊集院は「突然飛び込んできたニュースですけども…。うまい言葉は見つかりませんけれども、僕らはいつどんな時でも、お茶の間を明るくしてくれる人として志村けんさんを認識して、この世界に入ったので」と話した。

続けて、「この後のゲストはお笑いの永野くんですけど、明るくやります。僕らの中での存在感からすれば、すぐに追悼番組でもおかしくない人なんですけども、心の整理もつきませんので、明るく永野くんと番組をやらせてもらいます」とし、「志村さんのご冥福をお祈りします」と悼んだ。

そして、番組のエンディングで伊集院は「どうしても考えると暗くなっちゃいますけど、志村さん亡くなりまして。僕は志村さんがドリフに入ってきたというときが直撃世代で、ヒゲダンスがものすごいはやって、おもちゃ屋さんにヒゲダンス用のヒゲを買いに行ったりとか、ヒゲダンスのパートをまねごとをするわけ。志村さん周りのいろんなことをやっぱり思い出しますね」と回顧。

「この世界に入ってから、ほかのタレントさんに比べて、そこまでたくさん共演機会があったわけじゃないけど」としつつも、「長く活躍した方なので、若い方もそうでしょうけど、特に50代は、『面白いっていうのはどういうことか』というのはドリフから教わった。そのど真ん中に志村さんがいらっしゃった」と明かし、「やっぱりショックでかいし、うまく整理できないですね」と心境を述べた。

また、「なにより、新型コロナウイルスっていうものに関して、あまく考えたり軽く考えていた人間には、志村さんが命をもって教えてくれたことがあるような気がするので、生活もさらにあらためていこうかなとは思ってます」と語り、「ただ番組自体は、明日もあさっても明るくやるつもりなので、その辺りはご容赦ください」と呼びかけていた。