2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演・長谷川博己さん

 俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第11回「将軍の涙」が3月29日に放送され、平均視聴率は14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

 第11回「将軍の涙」では、再び今川が尾張に攻め入り、次々と織田方の南部の領地を制圧していく。ついに非力ぶりを露呈した信秀(高橋克典さん)は、斎藤道三(本木雅弘さん)に援軍を頼むが、高政(伊藤英明さん)や稲葉良通(村田雄浩さん)らが尾張との和議を独断で決めた道三を糾弾しており、美濃は一枚岩ではなかった。

 兵が出せない理由を尾張に伝えにいく光秀(十兵衛、長谷川さん)。このままでは人質同然の帰蝶(川口春奈さん)が犠牲になってしまうことを恐れていると、ふと信長(染谷将太さん)が、かつて京の将軍家の取りなしで美濃の内紛が収まったという話を思い出す。光秀は道三に将軍家への取りなしを依頼しに戻るも、金がかかると難色。そこで、高政の取りなしで守護の土岐頼芸(尾美としのりさん)のもとを訪ねる光秀だったが、道三をよく思っていない頼芸はその願いを突っぱねる……。

 この日は、将軍・足利義輝(向井理さん)が光秀らを前に、王が仁のある政治を行うときに必ず現れるという聖なる獣「麒麟」について語るシーンが登場。戦が絶えないことを「わしの力が足りぬゆえ、世は平らかにならぬ」と嘆く義輝は、父・義晴から子供のころに聞かされた好きな話として、「強い子になれ。声は大きく、よい耳を持ち、よく学べ。さすれば立派な征夷大将軍となろう。世を平らかにできよう。さすれば、麒麟がくる。この世に麒麟が舞い降りる」と語ると、「この世に誰も見たことのない麒麟という生き物がいる。穏やかな世を作れる者だけが連れてこられる、不思議な生き物だという。わしは、その麒麟を連れてくることができぬ。無念じゃ」と涙をこらえる。

 ここで義輝は、気を取り直して織田と今川の両者に遣いを出し、和議を命じることを光秀に約束すると、「十兵衛、麒麟がくる道は遠いのう」と呼びかける……と展開した。

 一連のシーンと向井さんの演技に対して、SNSでは「将軍様の後ろ姿が美しい」「将軍によるタイトル回収……!」「将軍様、お美しくタイトルコール!」「義輝さま~『麒麟がくる道は遠いのう』泣けるう~」などと視聴者は反応。さらに「向井様が神々しかった」「向井理の公方様、すばらしい!」「麗しい将軍様の涙に見ほれてたら、もう43分経ってた」「ああー向井理将軍、長生きして、長生きしてよおー」といった声も上がっていた。