エンジンプレートにはプリンスと日産の両方の名が刻まれた1台|67年式 プリンス スカイライン 2000 GT-A Vol.2

1966年。

プリンス自動車工業は日産自動車に吸収合併。

開発責任者の櫻井眞一郎さんはそのまま日産の社員となり、引き続きスカイラインの開発を任されることになった。

販売好調のプリンススカイラインGTは日産スカイライン2000GTと名前を変え、型式もS54A‐ⅢとS54B‐Ⅲに変更。

大量生産ラインに乗せるため、簡略化されたが、見た目は豪華に変わった。

他に大きく変わったのが、エンジンルームプレート。

プリンスの名とともに日産の名前が刻まれるようになったのだ。



 飽くなき技術革新を推し進めるプリンスの情熱と、高度成長期で海外への進出を夢見ていた日産の情熱の融合は、その後に続くスカイラインの栄光の軌跡へとつながっている。

その最初のクルマがプリンスと日産の名を冠したS54A‐Ⅲなのである。




グリルに日産のエンブレムとプリンスのエンブレムの2つが配置され、合併の移行期であったことを象徴している。

ボンネットにはスカイラインのエンブレム。





ピラーの下にあるエアアウトレットが見た目を「豪華」にしている。

Ⅱ型とⅢ型の違いとして見分けるポイントの1つ。




S54以降、テールの丸形のコンビネーションランプは、スカイラインのイメージとして定着する。




高速道路など一定速度で長時間走る際に楽との理由から、ホールド性に優れたS54Bの純正バケットシートを使用。生地は張り替えられており、新品同様。





ステアリングはRSワタナベ製に変更。ホーンボタンにはプリンスエンブレム。




掲載:ノスタルジックヒーロー 2011年12月号 Vol.148(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)