米Efficient Power Conversion(EPC)は、GaNトランジスタとゲートドライバ回路を1チップに集積した電力変換IC「EPC2152」を発表した。

高密度なコンピューティングアプリケーションや電気自動車用モータードライブなどで使用される48V DC-DCコンバータなどに向けて設計さたもので、独自のGaN IC技術を使用することでハーフブリッジ回路、ロジックインタフェース回路、レベルシフト回路、ブートストラップ充電回路、ゲートドライバー用バッファ回路をモノリシックなチップとして集積。これにより、3.9mm×2.6mm×0.63mmのチップスケールLGAフォームファクタでの提供を実現したという。

GaNトランジスタは耐圧80V・最大出力電流12.5Aで、PWM信号の最大周波数(スイッチング周波数)は3MHzで、降圧型DC-DCコンバータや、昇圧型DC-DCコンバータ、絶縁型LLC共振コンバータ、モーター駆動、オーディオ用D級アンプなどへの応用が期待されると同社では説明している。

また、48V入力、12V出力のバックコンバータをスイッチング周波数1MHzで動作させたとき、同等性能の複数チップを実装する場合と比べて、プリント基板のサイズを33%縮小しつつ、96%以上のピーク効率を得ることができるという。

なお、同社では、1年以内に最高3~5MHzまでの高い周波範囲、およびパワー段当たり15A〜30Aの大電流で動作可能な製品ファミリーを取りそろえる予定だとしている。

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  • GaNトランジスタとゲートドライバ回路を1チップに集積した電力変換IC「EPC2152」のパッケージ内部イメージ