TikTok、自主隔離中の人々へ贈る新プログラム「#Happy at Home: Live!」を配信

「いまはできないことがたくさんありますが、困難な状況下でも、このささやかな方法でお互い助け合うことはできます」とTikTokのアメリカのプログラミング部門トップが新しいライブ配信プログラムについて語った。

アメリカで新型コロナウイルスの感染拡大がエスカレートし、ライブやイベントが無期限停止状態に追い込まれるなか、先日動画投稿アプリTikTokは、自主隔離で退屈している人々のために5日間にわたって音楽&エンターテイメントプログラムをライブ配信すると発表した。アリシア・キーズ、ミーガン・ジー・スタリオン、DJキャレドといった多数アーティストが参加する予定だ。

#HappyatHome: Live! というタイトルのシリーズは、米太平洋時間午後5時から配信され、『Sound Check Friday』という番組がトリを飾る。キーズ、ミーガン、キャレドといったアーティストのほかにも、ジェイソン・デルーロ、トロイ・シヴァン、ミーガン・トレイナー、ヤングブラッド、ヘイリー・スタインフェルド、ラウヴ、ケルシー・バレリーニなどをフィーチャーした番組も予定している。

音楽以外では、TikTokのシリーズは1日ごとに『Motivation Monday』、『Kick Back Tuesday』、『Show & Tell Wednesday』、『EduTok Thursday』という異なる番組を配信する。参加者は、タイラ・バンクス、アーノルド・シュワルツネッガー、ローレン・グレイ、チャーリー・ダメリオ、ドクター・フィル、ビル・ナイなどのセレブリティや人気ティックトッカーだ。

15〜60秒ほどの短い動画のイメージが強いTikTokだが、ライブ配信に対する時間制限はなく、30分ほどの長さを予定しているとTikTokの担当者は米ローリングストーン誌に語った。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス対策として立ち上げたCOVID-19 Solidarity Fundへの寄付と、子供たちに放課後プログラムを提供している慈善団体After-School All Starsとのパートナーシップ提携に加え、TikTokは先週からWHOとの質疑応答セッションをライブ配信している。TikTokは、こうしたプログラムを今週も継続する方針だ。


「世界がひとつになって新型コロナウイルスの感染拡大と戦う一方、ウイルスと戦う上でもっとも重要な方法が、同胞の人間たちから物理的に距離を置き、自らを隔離しなければならない、ソーシャル・ディスタンシング(社会距離戦略)である、という残酷な皮肉に直面します」とTikTokのアメリカのプログラミング部門トップを務めるグレッグ・ジャスティス氏はローリングストーン誌に述べた。「我々が掲げる目標はシンプルです。ちょっとした楽しい気分を分かち合い、快適さを提供し、外出を控えて感染拡大を防ぐという正しいことをする責任感を持たなければいけません。いまはできないことがたくさんありますが、困難な状況下でも、このささやかな方法でお互い助け合うことはできます」。

ウイルスの感染拡大を受けてコンサートやツアーを中止したバンドやアーティストのあいだでは、ファンとつながるための手段としてライブ配信はますます人気を博している。失われた収入源の穴埋め方法を模索するアーティストからの需要が急激に高まっている、とライブ配信事業を展開する会社は指摘している。

先週、コールドプレイのクリス・マーティン、ジョン・レジェンド、チャーリー・プース、カミラ・カベロ、ショーン・メンデスをはじめとするアーティストは、世界規模の課題解決を目指すGlobal CitizenのTogether at Homeコンサートに参加した。同イベントは今週も続く。TikTokでライブ配信を予定しているヤングブラッドは、ラッパーのマシン・ガン・ケリーと女優・歌手のベラ・ソーンをフィーチャーしたライブを先週YouTubeで配信。カントリーシンガーのキース・アーバンはケンタッキー州ナッシュビルの地下スタジオから30分のライブを披露し、ニール・ヤングはコロラド州テルユライドの自宅から6曲のアコースティックセットによる『Fireside Session』をライブ配信した。ヤングは、こうした取り組みを今後も続けたいと考えている。