NECネッツエスアイ(NESIC)は3月25日、閉域接続でセキュアな通信を安価で実現する「Symphonict(シンフォニクト) ZETA閉域プラットフォームサービス」の提供を開始した。参考価格は10デバイスで初期費用が6万6000円~、年額11万9000円~。

新サービスは、超狭帯域による多チャンネルでの通信、マルチホップ・メッシュネットワークによる分散アクセス、双方向での低消費電力通信を実現するLPWA(Low Power Wide Area)通信規格の1つであるZETAと、共創で新たな価値を提供するをコンセプトとして顧客のビジネス変革(トランスフォーメーション)を実現するNECネッツエスアイのDXブランド「Symphonict」の通信用プラットフォームを組み合わせたサービス。

  • Symphonict ZETA閉域プラットフォームサービスの概要

    Symphonict ZETA閉域プラットフォームサービスの概要

敷地内や施設などプライベートなエリアに対し、インターネットに接続せずセキュリティが担保された閉域網でクラウド型の通信環境を提供する。閉域接続モバイル通信サービス「ネッツワイヤレス」と組み合わせることで、インターネットに接続しないセキュアな環境を構築するという。

新サービスの特徴としてインターネットに経由しない完全閉域網、クラウド型での提供による導入・運用の手間を軽減、料金はシンプルかつ安価なサブスクリプションモデルで提供し、初期費、ランニング費が削減可能である点を挙げている。

クラウドサービス利用における情報漏洩・不正アクセスなどのセキュリティに関する懸念や、オンプレミスでの設備導入・運用コストの負担を軽減し、1デバイスから手軽に導入できるという。